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大幽霊烏賊(上) 名探偵 面鏡真澄
ダイユウレイイカジョウメイタンテイイジカマスミ
- 著: 首藤 瓜於

昭和の初め、日本の精神医学界を黎明期からリードしてきた養父院長が作り上げた愛宕市の葦沢病院。その数ある病棟のなかでもとりわけ厳重な隔離室には不思議な患者がいた。新米医師の使降醫は、博覧強記の天才・面鏡真澄とともに謎の患者の正体を探るが……。現実と非現実が錯綜する精神医学ミステリー。
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目次
【第一部】
1 理想の大病院
2 北第六病棟の「黙狂」
3 居心地の良い下宿。養父院長の悩ましい立場について
4 忙中閑なし
5 三狂人
6 一夜のうちに天女と悪鬼とを見る事
7 謎は深まるばかり
8 副院長は働き者
9 天草の水主
10 新米医者奮闘す
11 エーハブ船長がマストに打ちつけたのは金貨だったか銀貨だったか
12 めまいのする散歩
13 疑問と考察
14 もちろん、女さ!
15 混乱
16 『ベートーベン・フリーズ』
【第二部】
1 大幽霊烏賊
書誌情報
紙版
発売日
2015年06月12日
ISBN
9784062931243
判型
A6
価格
定価:803円(本体730円)
ページ数
416ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2015年07月10日
JDCN
0629312400100011000W
初出
本書は、2012年6月に小社より単行本として刊行されたものを、文庫化にあたって上下巻の二分冊にしたものです。