
マイページに作品情報をお届け!
水底の棘 法医昆虫学捜査官
ミナゾコノトゲホウイコンチュウガクソウサカン
- 著: 川瀬 七緒

水死体からも「虫の声」は聞こえるのか!?第一発見者は、法医昆虫学者の赤堀涼子本人。東京湾の荒川河口で彼女が見つけた遺体は、虫や動物による損傷が激しく、身元特定は困難を極めた。絞殺後に川に捨てられたものと、解剖医と鑑識は推定。が、赤堀はまったく別の見解を打ち出した。岩楯警部補はじめ、捜査本部は被害者の所持品から、赤堀はウジと微物から、それぞれの捜査が開始された!
第一発見者は、法医昆虫学者の赤堀涼子本人。東京湾・荒川河口の中州で彼女が見つけた遺体は、虫や動物による損傷が激しく、身元特定は困難を極めた。絞殺後に川に捨てられたものと、解剖医と鑑識は推定。が、赤堀はまったく別の見解を打ち出した。捜査本部の岩楯警部補と鰐川は、被害者の所持品の割柄ドライバーや上腕に彫られた変った刺青から、捜査を開始。まず江戸川区の整備工場を徹底して当たることになる。他方赤堀は自分の見解を裏付けるべく、ウジの成長から解析を始め、また科研から手に入れた微物「虫の前脚や棘」によって推理を重ねていった。岩楯たちの捜査と赤堀の推理、二つの交わるところに被害者の残像が見え隠れする!
オンライン書店で購入する
目次
第一章 夏からの知らせ
第二章 刺青が招いた街
第三章 シングルマザーの決意表明
第四章 水底の毛虫たち
第五章 O型の幸運
書誌情報
紙版
発売日
2016年08月11日
ISBN
9784062933551
判型
A6
価格
定価:1,045円(本体950円)
ページ数
496ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2016年10月14日
JDCN
0629335500100011000J
初出
本書は2014年7月に、小社より単行本として刊行されました。文庫化にあたり、一部を加筆・修正しました。
著者紹介
1970年、福島県生まれ。文化服装学院服装科・デザイン専攻科卒。服飾デザイン会社に就職し、子供服デザイナーに。デザインのかたわら2007年から小説の創作活動に入り、10年第56回江戸川乱歩賞の最終候補に選ばれる。11年、同賞二度目の応募作『よろずのことに気をつけよ』(講談社文庫)で第57回江戸川乱歩賞に輝いた。受賞後第1作として著した『147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官』(文庫化にあたり『法医昆虫学捜査官』に改題)はシリーズ化されており、これまでに第2弾『シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官』、第3弾の本書、第4弾の『メビウスの守護者』がある。