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一〇〇〇ヘクトパスカル
センヘクトパスカル
- 著: 安藤 祐介

大学生の城山義元は、空を見ていた。やりたいこともなく、ただ友人とつるんで毎日を過ごす。そこに現れたのは“天気オタク”の女の子だった。空が、友人が、猫が、歌が、写真が、彼女と過ごした時間が、義元の上に降り積もる。特別なことは起きない。それはだめなことなのか? 就職活動が始まる。何を話せばいいのか? 漠然と、好きなことをやりたいと思う。それは甘い考えなのか? この小説が、答えだ――。
大学生の城山義元は、空を見ていた。やりたいこともなく、ただ友人とつるんで毎日を過ごす。そこに現れたのは“天気オタク”の女の子だった。空が、友人が、猫が、歌が、写真が、彼女と過ごした時間が、義元の上に降り積もる。
特別なことは起きない。それはだめなことなのか? 就職活動が始まる。何を話せばいいのか? 漠然と、好きなことをやりたいと思う。それは甘い考えなのか?
からっぽの冒頭から、忘れられないラストへ――この小説が、答えだ。
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目次
第一章 天女
第二章 空へいざなう
第三章 そら見やがれ
第四章 ゆきあいの空
第五章 長い夏
第六章 テキーラサンライズ
第七章 ライク・ア・シューティングスター
第八章 斜陽の輝き
第九章 天使の梯子
第十章 グリーンフラッシュ
エピローグ
書誌情報
紙版
発売日
2016年05月13日
ISBN
9784062934176
判型
A6
価格
定価:737円(本体670円)
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2016年07月08日
JDCN
0629341700100011000O
初出
この作品は、2011年7月に小社より刊行された『1000ヘクトパスカルの主人公』を文庫化にあたり改筆修正し、改題したものです。
著者紹介
1977年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2007年、『被取締役新入社員』でTBS・講談社第1回ドラマ原作大賞を受賞しデビュー。主著に『営業零課接待版』『宝くじが当たったら』『おい! 山田 大翔製菓広報宣伝部』『テノヒラ幕府株式会社』『不惑のスクラム』などがある。