恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たち

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電子あり

恋路ヶ島サービスエリアとその夜の獣たち

コイジガシマサービスエリアトソノヨルノケモノタチ

講談社文庫

「静かな夜には口笛を吹きたくなる奴がいるものです。口笛が聴こえる夜は、もうすでにいつもの夜とは違いますからね」 四国と淡路島の境目にある〈恋路ヶ島サービスエリア〉の売り子になると、一年以内にプロポーズされるという伝説がある。その伝説を信じるでもなく信じている理代子は、ある夜事件に巻き込まれていく。人生の小休止=サービスエリアに集まった“獣”たちが繰り広げるポップでちょっとシリアスな長編ミステリ。


「静かな夜には口笛を吹きたくなる奴がいるものです。口笛が聴こえる夜は、もうすでにいつもの夜とは違いますからね」

 四国と淡路島の境目にある〈恋路ヶ島サービスエリア〉。このサービスエリアの売り子になると、一年以内に恋人からプロポーズされるという伝説がある。そんな伝説を信じるでもなく信じている恋路ヶ島出身の理代子は、自宅アパートとバイト先のサービスエリアを往復する平凡な日常を送っていた。ある夜、謎の新入り清掃士マキノの「静かな夜です。気をつけて」という一言から、理代子は事件に巻き込まれていく。 死体を運ぶ兄弟、有名司会者と愛人、人類嫌悪団体〈ノア〉……。人生の小休止=サービスエリアに、その夜集まった“獣”たちが繰り広げるポップでちょっとシリアスな、長編ミステリ。


ⒸAkimaro Mori

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目次

第一章
マキノ一
第二章
第三章
第四章
マキノ二
第五章
第六章
第七章
マキノ三
第八章
間奏
第九章
第十章
マキノ四
最終章
もう一つのエピローグ

書誌情報

紙版

発売日

2016年11月15日

ISBN

9784062934985

判型

A6

価格

定価:704円(本体640円)

ページ数

304ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2017年01月13日

JDCN

0629349800100011000A

初出

本書は2015年1月、小社より刊行されたものに加筆修正を加えたものです。

著者紹介

著: 森 晶麿(モリ アキマロ)

1979年静岡県生まれ。2011年に第1回アガサ・クリスティー賞を受賞した『黒猫の遊歩あるいは美学講義』に始まる「黒猫シリーズ」の他、『ホテルモーリスの危険なおもてなし』『COVERED M博士の島』『ピロウボーイとうずくまる女のいる風景』『かぜまち美術館の謎便り』『偽恋愛小説家』『そして、何も残らない』『葬偽屋は弔わない 殺生歩武と5つのヴァニタス』『怪物率』などがある。

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