山月庵茶会記

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山月庵茶会記

サンゲツアンチャカイキ

講談社文庫

かつて政争に敗れた柏木靫負(ゆきえ)が、千利休の流れを汲む高名な茶人となって国に帰ってきた。孤狼の心を胸に秘めた男は、家督を養子に譲り、山裾の庵で隠遁生活を送る。今日も山月庵に客を招く。派閥抗争の最中に喪った、妻の死の真実を知るために。これぞ直木賞作家の真骨頂! 静かなる闘争の記。


静謐で、熱い心が滾っている。また、人生を信じたくなる。
―朝井まかて(作家)

茶室という戦場では、すべての真実が見抜かれる。
刀を用いぬ”茶人の戦”が、静かに、熱く、冴え渡る!
『陽炎の門』『紫匂う』につづく、大好評「黒島藩シリーズ」第3弾!

かつて政争に敗れた柏木靫負(ゆきえ)が、
千利休の流れを汲む高名な茶人となって国に帰ってきた。
孤狼の心を胸に秘めた男は、家督を養子に譲り、山裾の庵で隠遁生活を送る。
今日も山月庵に客を招く。派閥抗争の最中に喪った、妻の死の真実を知るために。これぞ直木賞作家の真骨頂! 静かなる闘争の記。


書誌情報

紙版

発売日

2017年04月14日

ISBN

9784062935913

判型

A6

価格

定価:792円(本体720円)

ページ数

352ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2017年04月14日

JDCN

0629359100100011000H

初出

本書は2015年4月、講談社より単行本で刊行されました。

著者紹介

著: 葉室 麟(ハムロ リン)

1951年、福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業。地方紙記者などを経て、『乾山晩愁』で第29回歴史文学賞受賞しデビュー。2007年、『銀漢の賦』で第14回松本清張賞受賞。2009年、『いのちなりけり』で第140回直木賞候補。『秋月記』で第22回山本周五郎賞および第141回直木賞候補。2010年、『花や散るらん』で第142回直木賞候補。2011年、『恋しぐれ』で第145回直木賞候補。2012年、『蜩ノ記』で第146回直木賞受賞。本書と同じ九州豊後・黒島藩を舞台にした作品に』紫匂う』『陽炎の門』がある。著書には他に『春雷』『蒼天見ゆ』『はだれ雪』『神剣 人斬り彦斎』などがある。

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