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献灯使
ケントウシ
- 著: 多和田 葉子

大災厄に見舞われ、外来語も自動車もインターネットもなくなり鎖国状態の日本。老人は百歳を過ぎても健康だが子どもは学校に通う体力もない。義郎は身体が弱い曾孫の無名が心配でならない。無名は「献灯使」として日本から旅立つ運命に。大きな反響を呼んだ表題作のほか、震災後文学の頂点とも言える全5編を収録。
全米図書賞(翻訳文学部門)受賞!
大災厄に見舞われ、外来語も自動車もインターネットもなくなり鎖国状態の日本。老人は百歳を過ぎても健康だが子どもは学校に通う体力もない。義郎は身体が弱い曾孫の無名が心配でならない。無名は「献灯使」として日本から旅立つ運命に。
大きな反響を呼んだ表題作のほか、震災後文学の頂点とも言える全5編を収録。
ⒸYoko Tawada
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目次
献灯使
韋駄天どこまでも
不死の島
彼岸
動物たちのバベル
解説 ロバート キャンベル
書誌情報
紙版
発売日
2017年08月08日
ISBN
9784062937283
判型
A6
価格
定価:715円(本体650円)
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2017年09月08日
JDCN
06A0000000000003891F
初出
本書は2014年10月、小社より単行本として刊行されたものです。
著者紹介
1960年、東京生まれ。小説家、詩人。早稲田大学第一文学部卒業。ハンブルク大学修士課程修了。82年よりドイツに住み、日本語・ドイツ語両言語で作品を手がける。91年、「かかとを失くして」で群像新人文学賞受賞。93年、「犬婿入り」で芥川賞受賞。96年、ドイツ語での文学活動に対しシャミッソー文学賞を授与される。2000年、『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花文学賞を受賞。同年、ドイツの永住権を取得。また、チューリッヒ大学博士課程修了。11年、『雪の練習生』で野間文芸賞、13年、『雲をつかむ話』で読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。18年、本書『献灯使』で全米図書賞(翻訳文学部門)受賞。近著に『百年の散歩』『地球にちりばめられて』がある。
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製品関連情報
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受賞作
『献灯使』…第69回全米図書賞<翻訳文学部門> 受賞 (2018.11.15)
受賞日:2018.11.15