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千日のマリア
センニチノマリア
- 著: 小池 真理子

義母の葬式で男は思い出す。22年前に、義母の起こした事故のこと。義母を責めた自分のこと。そして--(「千日のマリア」)。会社に長文の手紙を送りつけてくる女。意を決して女の家を訪ねた男が見たものは(「修羅のあとさき」)。森に囲まれた土地で暮らして20年。引っ越しを間近に控えたその日、はじめて庭に現れた美しい琥珀色の生き物がいた(「テンと月」)。ほか、生と死、愛と性、男と女を見つめた珠玉の8篇。
義母の葬式で男は思い出す。22年前に、義母の起こした事故のこと。義母を責めた自分のこと。そして--(「千日のマリア」)。
会社に長文の手紙を送りつけてくる女。意を決して女の家を訪ねた男が見たものは(「修羅のあとさき」)。
森に囲まれた土地で暮らして20年。引っ越しを間近に控えたその日、はじめて庭に現れた美しい琥珀色の生き物がいた(「テンと月」)。
ほか、生と死、愛と性、男と女を見つめた珠玉の8篇。
Ⓒmariko koike
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目次
過ぎし者の標
つづれ織り
落花生を食べる女
修羅のあとさき
常夜
テンと月
千日のマリア
凪の光
書誌情報
紙版
発売日
2017年11月15日
ISBN
9784062937474
判型
A6
価格
定価:748円(本体680円)
ページ数
352ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2017年11月15日
JDCN
06A0000000000008915B
初出
本書は2015年2月、小社より単行本として刊行されました。
著者紹介
1952年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。1989年「妻の女友達」で日本推理作家協会賞短編部門、1996年『恋』で直木賞、1998年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方に』で柴田錬三郎賞、2012年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞、2013年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。恋愛小説の名手として人気を博し、著書多数。近年は恋愛にとどまらず、人生を深く洞察した作品で読者の心を捉えている。