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芳一
ホウイチ
- 著: 堀川 アサコ

亡霊も涙すると評判の琵琶法師・芳一。足利義詮の前で弾き語りを始めるや、尼の霊が出現、義詮が姿を消す。親友を人質に取られた芳一は、義詮を探すよう命じられるが、事件の裏には日の本を揺るがす《北条文書》の存在があった。いつしか芳一は文書をめぐる陰謀にまきこまれ……。幻想シリーズ著者がおくる痛快歴史ファンタジー!
こいつにまかせて、大丈夫?!
猿顔で盗みが得意、琵琶を奏でりゃ亡霊を呼ぶ小悪党
日の本の命運は、一人のイカサマ法師に託された!
〈幻想シリーズ〉著者の真骨頂!! 痛快歴史ファンタジー
亡霊も涙すると評判の琵琶法師・芳一。足利義詮の前で弾き語りを始めるや、尼の霊が出現、義詮が姿を消す。親友を人質に取られた芳一は、義詮を探すよう命じられるが、事件の裏には日の本を揺るがす《北条文書》の存在があった。いつしか芳一は文書をめぐる陰謀にまきこまれ……。
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目次
第一話 ひたひたと来る
第二話 このごろ都にはやるもの
第三話 さかさに辿る
書誌情報
紙版
発売日
2017年12月15日
ISBN
9784062938242
判型
A6
価格
定価:748円(本体680円)
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2018年01月12日
JDCN
06A0000000000013716L
初出
本書は2012年11月に、単行本として小社より刊行されました。文庫化にあたり、加筆・修正しました。
著者紹介
1964年青森県生まれ。2006年『闇鏡』で第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。『幻想郵便局』、『幻想映画館』、(『幻想電氣館』を改題)、『幻想日記店』(『日記堂ファンタジー』を大幅改稿の上、改題)、『幻想探偵社』の「幻想シリーズ」、『大奥の座敷童子』『おちゃっぴい 大江戸八百八』(以上、講談社文庫)で人気を博す。「たましくるシリーズ」(新潮文庫)、「予言村シリーズ」(文春文庫)、「竜宮電車シリーズ」(徳間文庫)『おせっかい屋のお鈴さん』(角川文庫)、『小さいおじさん』『100回泣いても変わらないので恋することにした。』(ともに新潮文庫nex)、『月下におくる 沖田総司青春録』(上下巻、講談社文庫)、『月夜彦』(講談社)、『オリンピックがやってきた 1964年北国の家族の物語』(KADOKAWA)など著書多数。