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論理爆弾
ロンリバクダン
- 著: 有栖川 有栖

孤立した山奥の村で巻き起こる連続殺人事件の真相とは!?失踪した母の足跡を追い、彼女が最後に立ち寄った地、九州の山奥にある深影村を訪れた純。ついに母の手掛かりを見つけたと思ったのも束の間、隣村で起こった北のテロにより、深影村に通じる唯一のトンネルは爆破され、逃げ場のない村の中で殺人事件が発生! 暗躍する特殊部隊、背後に蠢く陰謀、そして蔓延るコンピュータウイルス――論理爆弾(ロジックボム)!
大東亜戦争後、日本は南北に分割され、北海道は独立。国内には北のスパイが暗躍している。
そして平世22年──すべての探偵行為が禁止された日本。17歳の少女、空閑純(そらしず・じゅん)は探偵を目指していた。
彼女の両親ともに有名な探偵だが、母の朱鷺子は数年前に事件を追ううちに行方不明となり、父の誠も昨年、殺人事件に対する警察類似行為で逮捕され裁判を待つ身となっている。
失踪した母の足跡を追い、彼女が最後に立ち寄った地、九州の山奥にある深影村を訪れた純。ついに母の手掛かりを見つけたと思ったのも束の間、隣村で起こった北のテロにより、深影村に通じる唯一のトンネルは破壊され、逃げ場のない村の中で殺人事件が発生! 暗躍する特殊部隊、背後に蠢く陰謀、そして蔓延るコンピュータウイルス――論理爆弾(ロジックボム)!
少女は探偵の業をその身に刻み、真実と対峙する!!
書誌情報
紙版
発売日
2014年09月05日
ISBN
9784062990240
判型
新書
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社ノベルス
初出
2012年12月の小社より単行本として刊行されたものを、ノベルス化したものです。序章2節は「メフィスト」2012 VOL.3に「事件前夜 黒田邸にて」として掲載されたものです。
著者紹介
有栖川有栖(ありすがわありす) 1959年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。在学中は同大推理小説研究会に所属。89年に『月光ゲーム』で鮮烈なデビューを飾り、以降「新本格」ミステリムーブメントの最前線を走りつづけている。03年、「マレー鉄道の謎」(講談社ノベルス)で第56回日本推理作家協会賞受賞。本格ミステリ作家クラブ初代会長。
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お知らせ
有栖川有栖さんが第26回日本ミステリー文学大賞を受賞しました。(2022.10.28)