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禁じられたジュリエット
キンジラレタジュリエット
- 著: 古野 まほろ

もうひとつの歴史を刻む日本の全寮制高校。現政権下では退廃文学として禁書となっている「ミステリ小説」に触れてしまった女子高生6人が反省室に収監される。彼女たち「囚人役」と、同級生2人の「看守役」の計8人で、更正プログラムに参加させられることに。はじめはごく普通の友人同士だった8人は、プログラムを早く切り上げられるよう協力しあうはずだったが、次第に対立を深め状況は深刻化していく。
もうひとつの歴史を刻む日本の全寮制高校。現政権下では退廃文学として禁書となっている「ミステリ小説」に触れてしまった女子高生6人が反省室に収監される。彼女たち「囚人役」と、同級生2人の「看守役」の計8人で、更正プログラムに参加させられることに。はじめはごく普通の友人同士だった8人は、プログラムを早く切り上げられるよう協力しあうはずだったが、次第に対立を深め状況は深刻化していく。そして密室状態で一人の命が奪われた。
目次
第1部 文學ト云フ事
第2部 ひからびた胎児 第2曲
第3部 ハンガリー舞曲 第5番(連弾)
第4部 グノシエンヌ 第4番
終 劇 夜想曲第20番 遺作
終 幕
書誌情報
紙版
発売日
2017年03月15日
ISBN
9784062990912
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
482ページ
著者紹介
東京大学法学部卒業。リヨン第三大学法学部第三段階「Droit et Politique de la Securite」専攻修士課程修了。『天帝のはしたなき果実』で第35回メフィスト賞を受賞しデビュー。以降、長編推理小説を次々に発表。近著に『ヒクイドリ 警察庁図書館』『ぐるりよざ殺人事件 セーラー服と黙示録』『新任巡査』などがある。