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禁じられたジュリエット
キンジラレタジュリエット
- 著: 古野 まほろ

「もはやオマージュを超えた次元で本格魂が炸裂してます」恩田陸氏
退廃文学として禁書となっている「ミステリ小説」に触れてしまった女子高生六人。
彼女ら「囚人」役と同級生二人の「看守」役は思想更生プログラムを強いられる。八人は協力して「監獄ごっこ」を乗り切るはずだったが、「囚人」と「看守」の対立は激化し、ついに悲劇が!
「書」の力を謳(うた)い上げたミステリ愛読者必読の書。
解説 有栖川有栖
ⒸMahoro Furuno
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目次
第1部 文學ト云フ事
第2部 ひからびた胎児 第2曲
第3部 ハンガリー舞曲 第5番(連弾)
第4部 グノシエンヌ 第4番
終 劇 夜想曲第20番 遺作
終 幕 bis
書誌情報
紙版
発売日
2020年09月15日
ISBN
9784065201695
判型
A6
価格
定価:1,144円(本体1,040円)
ページ数
640ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2020年09月15日
JDCN
06A0000000000234846H
初出
本書は2017年3月に、小社より単行本として刊行されました。
著者紹介
古野 まほろ(ふるの・まほろ) 東京大学法学部卒業。リヨン第三大学法学部第三段階「Droit et Politique de la Securite」専攻修士課程修了。『天帝のはしたなき果実』で第35回メフィスト賞を受賞しデビュー。以降、長編推理小説を次々に発表。近著に『老警』『時を壊した彼女 7月7日は7度ある』などがある。