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mark08 超・回復する旅
マーク08チョウカイフクスルタビ
- 編: アルティコ
旅行は疲れるものであり、疲れない旅行は旅行ではない。延々とつつづくアンチ・クライマックス、予想はずれ、 見込み違いの数々。日を重ねるこごとにうずたかく積もっていく疲労感。それが旅行なのだ。(村上春樹『辺境・ 近境』より抜粋)
これはひとつの真理かもしれません。わたしたちは経験的にそれを知っています。しかし、それでも凝りもせず、またせっせと旅へと向かうのもまた真理。もしかしたら旅がもたらす疲労ですら、わたしたちを健やかに する作用があると、心の奥で気づいているからかもしれませんね。
今号のmarkでは「超・回復する旅」がテーマです。本質的に“疲れる”旅で“健康”になる。一見、矛盾しているようですが、トレーニングをしたことのある読者なら“超回復”という言葉を聞い たことのある方も多いハズ。筋肉や心肺機能は適度なストレスを与えて、そこから回復することで向上していくのです。旅という嬉しいストレスを自らに与えることで、より健康になるきっかけを掴んでみませんか。
目次
特集 超・回復する旅 RETREAT TO GET HEALTHY
COVER STORY 秋元梢 旅が自分をタフにする
・旅の達人8人に聞いた、超回復の旅
石川直樹/諸岡なほ子/佐藤健寿/野川かさね/ルーカスB.B/
松島倫明/野口啓代/河野健児
・台北 2泊3日 超回復旅 福本幸子
・自然で感じる “負荷 ” は、新たな自分をつくる
・苦しい道の先に自分だけのルートが見える BIKE PACKING
・走るために旅をする、それがトレイルランナーという人々
・生産者を訪ねる旅 原川慎一郎(BEARD)
・南アルプスの麓で種を守る 望月将悟
・ ここでしか味わえないもの FOOD HUB PROJECTとカフェ オニヴァ
・世界一過酷な競技に向き合う、アドベンチャーレーサーの疲労回復術 田中陽希
・すべての疲れは脳が原因、脳の疲労を癒やす回復術の極意
・旅先で元気になる、魅惑のリトリート/健やかな休日のための、Airbnb 活用術
・スポーツが根付くポートランドの暮らし
・大迫傑 自分を非日常におくこと それが大事だと思う
・アクティブに旅を楽しむ、 あの人の旅支度
・大切なヒトと過ごすアウトドア キャンピングカー
・背負子で楽しむ親子ハイク
・超・回復する旅のギア
・生き方のトレーニング 角田光代
・生活をデザインする、タイニーハウスの暮らしかた
・アスリートの休日 八谷和彦
書誌情報
紙版
発売日
2017年03月31日
ISBN
9784065095607
判型
A4変型
価格
定価:1,045円(本体950円)
ページ数
148ページ
シリーズ
講談社 Mook(J)
著者紹介
編: アルティコ(アルティコ)
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