中国はいかにチベットを侵略したか

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中国はいかにチベットを侵略したか

CHUUGOKUWAIKANI TIBETWOSHINRYAKUSHITA HD

それはさながらこの世の地獄だった――

「初めは友好的に振る舞い、そのうち暴力的になる」
中国の侵略の実態。
既成事実を周到に積み重ね、不条理を条理とする……。多くの民衆が、手足を切断され、焼かれ、死んでゆく中、不気味な力に勇敢に立ち向かったチベットの戦士たちが伝える警告の書。
――本文より

1956年は、中共の約束事が耳をかす値打ちもない大嘘だったことがはっきりしたという点で、チベット人にとって忘れられない年だった。 民主的改革? 土地改革? 援助? 進歩? それらはすべて暴力、脅迫、飢餓、死にいい換えてみればずっと分かり易い。それが中共の共産主義への道だった。チベットを乗っ取り、完全にわが物にするのが中共側の目的だったのだ。これが毛沢東のいう「大家族の一員としてチベットを抱擁する」という意味であった。
妻、娘、尼僧たちは繰り返し強姦されまくった。特に尊敬されている僧たちは狙いうちされ、尼僧と性交を強いられたりもした。ある僧院は馬小舎にされ、僧たちはそこに連行されてきた売春婦との性交を強いられた。あくまでも拒否した僧のある者は腕を叩き切られ、「仏陀に腕を返してもらえ」と嘲笑された。
――ダライ・ラマ十四世序文より

中共のチベット侵略と占領は今世紀最大の悲劇の一つである。雪国チベットの過去五十年間に起こった出来事に世界は気づき始めているが、武装闘争が展開されていたことを知り評価する人はまだ多くはない。著者マイケル・ダナム氏がこの勇者たちの物語を本書で余すところなく私たちに告げていることを大変嬉しく思っている。


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書誌情報

紙版

発売日

2006年02月17日

ISBN

9784770040305

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

280ページ

著者紹介

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