いわさきちひろ名作絵本 しらゆきひめ

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いわさきちひろ名作絵本 しらゆきひめ

イワサキチヒロメイサクエホンシラユキヒメ

講談社の絵本

  「雪のように白いはだ、血のように赤いくちびるの女の子がほしい。
   神さまが、わたしのねがいを、かなえてくださるといいのだけれど。」
  おきさきは、そっといいました。
  「そしてかみのけは、窓わくのように黒いきれいな女の子。」
  お城の部屋の窓わくは、つやつやとひかる黒い木でできていました。
  「もしもそんな子どもがうまれたら、しらゆき姫と名前をつけましょう。」

グリムの名作『しらゆきゆめ』。
雪のふるお城や、かわいいこびとたち、おそろしいおきさき、
そして、きれいでやさしい、しらゆきひめ。

時代を超えて愛され続けてきた、いわさきちひろの名作えほんシリーズから、
とくに人気の『しらゆきひめ』が、
名久井直子の装丁でかわいいサイズの絵本になりました。

童話作家の立原えりかの端正な日本語は、小さい子どもたちへの読み聞かせにもぴったり。
手元においてときどきながめたくなる特別な1冊です。

*オールカラー 20点の絵を収録
*すべての漢字にふりがなつき
*本書は『いわさきちひろ・おはなしえほん(4)しらゆきひめ』(1984年刊行)を新装・改訂したものです。


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書誌情報

紙版

発売日

2018年06月21日

ISBN

9784065117408

判型

A5変型

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

ページ数

40ページ

初出

本書は、1984年に小社より刊行された『いわさきちひろ・おはなしえほん(4)しらゆきひめ』を新装・改訂したものです。

著者紹介

文: 立原 えりか(タチハラ エリカ)

1937年東京に生まれる。高校生のころより童話を書きはじめ、1957年に『人魚のくつ』を自費出版。同作品で日本児童文学者協会新人賞を、1961年に『ゆりとでかでか人とちびちび人のものがたり』で講談社児童文学新人賞を受賞。『立原えりかのファンタジーランド』(全16巻/青土社)、『でかでか人とちびちび人』『うみいろのバケツ』『きんいろのあめ』(すべて講談社)など、数多くの作品を発表している。

絵: いわさき ちひろ(イワサキ チヒロ)

1918年福井県に生まれ、東京で育つ。東京府立第六高等女学校卒業。藤原行成流の書を学び、絵は岡田三郎助、中谷泰、丸木俊に師事。子どもを生涯のテーマとして描き、9600点余の作品を残す。1974年逝去(55歳)。1977年、アトリエ兼自宅跡に、ちひろ美術館・東京開館。1997年、安曇野ちひろ美術館開館。

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