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統合失調症スペクトラムがよくわかる本
トウゴウシッチョウショウスペクトラムガヨクワカルホン
- 監: 糸川 昌成

近年、統合失調症へのとらえ方が変わり、軽症から重症まで連続している(スペクトラム)疾患とされるようになっています。また治療法が進み、治らない病気ではなくなりました。幻覚や妄想など統合失調症と思われる症状を発症しても、必ずしも「統合失調症」ではないかもしれません。薬物療法から社会復帰の方法まで最新情報を盛り込んで解説します。
ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》
【幻覚・妄想があっても「統合失調症」とは限らない
――新しい概念で解説する入門書】
かつて治療がむずかしい精神疾患と思われていた統合失調症。近年、治療法が進み、治らない病気ではなくなりました。また、統合失調症へのとらえ方が変わり、軽症から重症まで連続している(スペクトラム)疾患とされるようになっています。そもそも精神疾患は診断がむずかしく、医師によって診断名が変わることが少なくありません。
本書ではその理由を解き明かし、統合失調症スペクトラムをわかりやすく図解していきます。幻覚や妄想など統合失調症と思われる症状を発症しても、必ずしも統合失調症ではないかもしれません。希望を捨てずに前向きに治療に取り組めるように、薬物療法から社会復帰の方法まで最新情報を盛り込んで解説します。
【本書の内容構成】
第1章 中心となる5つの症状がある
第2章 統合失調症スペクトラムと周辺の病気
第3章 症状に対する薬物療法と家族の対応
第4章 精神療法で心の調子を整える
第5章 心のリハビリで生活の質を向上させる
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書誌情報
紙版
発売日
2018年06月21日
ISBN
9784065118030
判型
B20取
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
102ページ
シリーズ
健康ライブラリーイラスト版
電子版
発売日
2018年06月29日
JDCN
06A0000000000035871I
著者紹介
【監修者プロフィール】 糸川昌成(いとかわ・まさなり) 東京都医学総合研究所副所長・病院等連携研究センターセンター長。都立松沢病院精神科・非常勤医師。東京大学大学院新領域創成科学研究科客員教授。1989年埼玉医科大学卒業。東京医科歯科大学医学部精神神経科、東京大学脳研究施設、理化学研究所分子精神科学研究チームなどを経て、現職に。専門は精神医学、分子生物学。現在は「カルボニルストレス」の研究に取り組む。著書、監修書に『臨床家がなぜ研究をするのか―精神科医が20年の研究の足跡を振り返るとき』(星和書店)、『ウルトラ図解 統合失調症』(法研)など。