100万分の1回のねこ

マイページに作品情報をお届け!

電子あり

100万分の1回のねこ

ヒャクマンブンノイッカイノネコ

講談社文庫

谷川俊太郎、江國香織、川上弘美、角田光代らによる、佐野洋子『100万回生きたねこ』への、13人の作家によるトリビュート短篇集


佐野洋子『100万回生きたねこ』への、13人の作家によるトリビュート短篇集

江國香織「生きる気まんまんだった女の子の話」
岩瀬成子「竹」
くどうなおこ「インタビューあんたねこ」
井上荒野「ある古本屋の妻の話」
角田光代「おかあさんのところにやってきた猫」
町田康「百万円もらった男」
今江祥智「三月十三日の夜」
唯野未歩子「あにいもうと」
山田詠美「100万回殺したいハニー、スウィート ダーリン」
綿矢りさ「黒ねこ」
川上弘美「幕間」
広瀬弦「博士とねこ」
谷川俊太郎「虎白カップル譚」


Ⓒkaori Ekuni,Joko Iwase,Naoko Kudo,Areno Inoue, Mitsuyo Kakuta, Kou Machida,Eriko Imai, Miako Tadano, Eimi Ymada, Risa Wataya, Hiromi Kawakami, Gen Iwase,Shuntaro Tanikawa 2018

書誌情報

紙版

発売日

2018年12月14日

ISBN

9784065139981

判型

A6

価格

定価:737円(本体670円)

ページ数

272ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2019年02月14日

JDCN

06A0000000000086066K

初出

江國香織「生きる気まんまんだった女の子の話」…「小説現代」2014年10月号、岩瀬成子「竹」…「小説現代」2014年10月号、くどうなおこ「インタビューあんたねこ」…「小説現代」2014年10月号、井上荒野「ある古本屋の妻の話」…「小説現代」2014年10月号、角田光代「おかあさんのところにやってきた猫」…「小説現代」2014年11月号、町田康「百万円もらった男」…「小説現代」2014年11月号、今江祥智「三月十三日の夜」…「小説現代」2014年11月号、唯野未歩子「あにいもうと」…「小説現代」2014年11月号、山田詠美「100万回殺したいハニー、スウィート ダーリン」…「小説現代」2014年12月号、綿矢りさ「黒ねこ」…「小説現代」2014年12月号、川上弘美「幕間」…「小説現代」2014年12月号、広瀬弦「博士とねこ」…書き下ろし、谷川俊太郎「虎白カップル譚」…「小説現代」2014年12月号。

収録作品

  • 作品名

    生きる気まんまんだった女の子の話

    初出

    『小説現代』2014年10月号

  • 作品名

    初出

    『小説現代』2014年10月号

  • 作品名

    インタビューあんたねこ

    初出

    『小説現代』2014年10月号

  • 作品名

    ある古本屋の妻の話

    初出

    『小説現代』2014年10月号

  • 作品名

    おかあさんのところにやってきた猫

    初出

    『小説現代』2014年11月号

  • 作品名

    百万円もらった男

    初出

    『小説現代』2014年11月号

  • 作品名

    三月十三日の夜

    初出

    『小説現代』2014年11月号

  • 作品名

    あにいもうと

    初出

    『小説現代』2014年11月号

  • 作品名

    100万回殺したいハニー、スウィート ダーリン

    初出

    『小説現代』2014年12月号

  • 作品名

    黒ねこ

    初出

    『小説現代』2014年12月号

  • 作品名

    幕間

    初出

    『小説現代』2014年12月号

  • 作品名

    博士とねこ

    初出

    書き下ろし

  • 作品名

    虎白カップル譚

    初出

    『小説現代』2014年12月号

著者紹介

著: 江國 香織(エクニ カオリ)

1964年東京都生まれ。92年『きらきらひかる』で紫式部文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、10年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文芸賞、12年「犬とハモニカ」で川端文学賞受賞、『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞。ほかに『東京タワー』『がらくた』『なかなか暮れない夏の夕暮れ』など著書多数。

著: 岩瀬 成子(イワセ ジョウコ)

1950年山口県生まれ。78年『朝はだんんだん見えてくる』で日本児童文学者協会新人賞、92年『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』で小学館文学賞、95年『ステゴザウルス』と『迷い鳥とぶ』で路傍の石文学賞、2008年『そのぬくもりはきえない』で日本児童文学者協会賞、14年『あたらしい子がきて』で野間児童文芸賞、15年『きみは知らないほうがいい』で産経児童出版文化賞・大賞受賞。

著: くどう なおこ(クドウ ナオコ)

1935年台湾生まれ。博報堂のコピーライターなどを経て児童文学の世界へ。83年『てつがくのライオン』で日本児童文学者協会新人賞、85年『ともだちは海のにおい』で産経児童出版文化賞、90年『ともだちは緑のにおい』で芸術選奨新人賞、2008年『のはらうた5』で野間児童文芸賞を受賞。ほかに『あいたくて』(佐野洋子・絵)『工藤直子詩集』など著書多数。

著: 井上 荒野(イノウエ アレノ)

1961年東京都生まれ。1989年「わたしのヌレエフ」でフェミナ賞、2004年『潤一』で島清恋愛文学賞、08年『切羽へ』で直木賞、11年『そこへ行くな』で中央公論文芸賞を受賞。ほかに、『もう切るわ』『だりや荘』『誰よりも美しい妻』『ベーコン』『つやのよる』『キャベツ炒めに捧ぐ』『ほろびぬ姫』『虫娘』『悪い恋人』『リストランテ アモーレ』『ひどい感じ 父・井上光晴』『ママがやった』など著書多数。

著: 角田 光代(カクタ ミツヨ)

1967年神奈川県生まれ。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年『かなたの子』で泉鏡花文学賞、同年『紙の月』で柴田錬三郎賞を受賞。ほかに『私のなかの彼女』『笹の舟で海をわたる』など著書多数。

著: 町田 康(マチダ コウ)

1962年大阪府生まれ。歌手活動の傍ら96年に『くっすん大黒』で小説家デビュー。同作品で野間文芸新人賞とドゥマゴ文学賞、2000年「きれぎれ」で芥川賞、01年『土間の四十八滝』(詩集)で萩原朔太郎賞、02年年「権現の踊り子」で川端康成文学賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞。ほかに『夫婦茶碗』『パンク侍、斬られて候』『浄土』『ホサナ』など著書多数。

著: 今江 祥智(イマエ ヨシトモ)

1932年大阪府生まれ。67年『海の日曜日』で産経児童出版文化賞、74年『ぼんぼん』で日本児童文学者協会賞、77年『兄貴』で野間児童文芸賞、96年『でんでんだいこ いのち』(絵本)で小学館児童出版文化賞、2004年『いろはにほへと』(絵本)で日本絵本賞を受賞。ほかに『あのこ』『優しさごっこ』『おれたちのおふくろ』『牧歌』『袂のなかで』など著書多数。15年3月20日逝去。

著: 唯野 未歩子(タダノ ミアコ)

1973年東京都生まれ。98年「フレンチドレッシング」で女優デビュー。以後「大いなる幻影」「金髪の草原」「さゞなみ」などに出演。2006年「三年身籠る」で初監督、同時に同名の小説を書き下ろし小説家デビュー。主な作品に『三年身籠る』『走る家』『正直な娘』『はじめてだらけの夏休み』『ほんとうに誰もセックスしなかった夜』『青きを踏む、花曇り、その他の短篇』などがある。

著: 山田 詠美(ヤマダ エイミ)

1959年東京都生まれ。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞を受賞。ほかに『ベッドタイムアイズ』『学問』『賢者の愛』など著書多数。

著: 綿矢 りさ(ワタヤ リサ)

1984年京都府生まれ。2001年『インストール』で文藝賞を受賞して作家デビュー。04年『蹴りたい背中』で芥川賞、12年『かわいそうだね?』で大江健三郎賞を受賞。ほかの作品に『夢を与える』『勝手にふるえてろ』『ひらいて』『しょうがの味は熱い』『憤死』『大地のゲーム』『手のひらの京』などがある。

著: 川上 弘美(カワカミ ヒロミ)

1958年東京都生まれ。96年「蛇を踏む」で芥川賞、99年『神様』で紫式部文学賞とドゥマゴ文学賞、2000年『溺レる』で伊藤整文学賞と女流文学賞、01年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨、15年『水声』で読売文学賞、16年『大きな鳥にさらわれないよう』で泉鏡花文学賞を受賞。ほかに『龍宮』『光ってみえるもの、あれは』『ニシノユキヒコの恋と冒険』『ざらざら』『風花』『七夜物語』『猫を拾いに』など著書多数。

著: 広瀬 弦(ヒロセ ゲン)

1968年東京都生まれ。絵本・さし絵などで個性豊かな作品を発表している。91年「かばのなんでもや」シリーズ(作・佐野洋子)で産経児童出版文化賞推薦、2000年『空へつづく神話』(富安陽子作)で産経児童出版文化賞受賞。佐野洋子との共著に『かってなくま』『女一匹』『あっちの豚 こっちの豚』など。ほかの作品に『まり』(文・谷川俊太郎)『西遊記』シリーズ(作・斉藤洋)など多数。

著: 谷川 俊太郎(タニカワ シュンタロウ)

1931年東京生まれ。52年処女詩集『二十億光年の孤独』を刊行。83年『日々の地図』で読売文学賞、85年『よしなしうた』で現代詩花椿賞、2005年『シャガールと木の葉』で毎日芸術賞を受賞。主な詩集に『旅』『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』『定義』『はだか』『夜のミッキー・マウス』『トロムソコラージュ』などがある。ほかに絵本、翻訳も多数。

オンライン書店一覧

ネット書店一覧

電子版取扱い書店一覧

既刊・関連作品一覧

関連シリーズ

BACK
NEXT

製品関連情報