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この道
コノミチ
- 著: 古井 由吉

祖先、肉親、自らの死の翳を見つめながら、綴られる日々の思索と想念。死を生の内に、いにしえを現在に呼び戻す、幻視と想像力の結晶。80歳を過ぎてますます勁健な筆を奮い、文学の可能性を極限まで拡げつづける古井文学の極点。
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目次
たなごころ
梅雨のおとずれ
その日のうちに
野の末
この道
花の咲く頃には
雨の果てから
行方知れず
書誌情報
紙版
発売日
2019年02月02日
ISBN
9784065143360
判型
四六変型
価格
定価:2,090円(本体1,900円)
ページ数
258ページ
初出
「群像」|「たなごころ」…2017年8月号、「梅雨のおとずれ」…2017年10月号、「その日のうちに」…2017年12月号、「野の末」…2018年2月号、「この道」…2018年4月号、「花の咲く頃には」…2018年6月号、「雨の果てから」…2018年8月号、「行方知れず」…2018年10月号。
収録作品
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作品名初出
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作品名
たなごごろ
初出
『群像』2017年8月号
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作品名
梅雨のおとずれ
初出
『群像』2017年10月号
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作品名
その日のうちに
初出
『群像』2017年12月号
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作品名
野の末
初出
『群像』2018年2月号
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作品名
この道
初出
『群像』2018年4月号
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作品名
花の咲く頃には
初出
『群像』2018年6月号
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作品名
雨の果てから
初出
『群像』2018年8月号
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作品名
行方知れず
初出
『群像』2018年10月号
著者紹介
古井由吉(ふるい・よしきち)1937年、東京生まれ。東京大学独文科修士課程修了。大学教員となり、ブロッホ、ムージル等を翻訳する。70年、大学を退職。71年、「杳子」で芥川賞を受賞。黒井千次、坂上弘、後藤明生らとともに「内向の世代」と称される。77年、高井有一らと同人誌「文体」を創刊。83年、『槿』で谷崎賞、90年、『仮往生伝試文』で読売文学賞、97年、『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞。作品に『山躁賦』『野川』『辻』『白暗淵』『ゆらぐ玉の緒』他がある。