
マイページに作品情報をお届け!
この道
コノミチ
- 著: 古井 由吉

祖先、肉親、自らの死の翳を見つめながら、綴られる日々の思索と想念。死を生の内に、いにしえを現在に呼び戻す、幻視と想像力の結晶。晩年まで勁健な筆を奮い、文学の可能性を極限まで拡げつづけた古井文学の極点。
ⒸEiko Furui
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2022年02月15日
ISBN
9784065266342
判型
A6
価格
定価:704円(本体640円)
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2022年02月15日
JDCN
06A0000000000426079W
初出
「たなごころ」…「群像」2017年8月号、「梅雨のおとずれ」…「群像」2017年10月号、「その日のうちに」…「群像」2017年12月号、「野の末」…「群像」2018年2月号、「この道」…「群像」2018年4月号、「花の咲く頃には」…「群像」2018年6月号、「雨の果てから」…「群像」2018年8月号、「行方知れず」…「群像」2018年10月号。単行本 2019年2月刊。
収録作品
-
作品名初出
-
作品名
たなごころ
初出
『群像』2017年8月号
-
作品名
梅雨のおとずれ
初出
『群像』2017年10月号
-
作品名
その日のうちに
初出
『群像』2017年12月号
-
作品名
野の末
初出
『群像』2018年2月号
-
作品名
この道
初出
『群像』2018年4月号
-
作品名
花の咲く頃には
初出
『群像』2018年6月号
-
作品名
雨の果てから
初出
『群像』2018年8月号
-
作品名
行方知れず
初出
『群像』2018年10月号
著者紹介
古井由吉(ふるい・よしきち)1937年、東京生まれ。東京大学独文科修士課程修了。大学教員となり、ブロッホ、ムージル等を翻訳する。70年、大学を退職。71年、「杳子」で芥川賞を受賞。黒井千次、坂上弘、後藤明生らとともに「内向の世代」と称される。77年、高井有一らと同人誌「文体」を創刊。83年、『槿』で谷崎賞、90年、『仮往生伝試文』で読売文学賞、97年、『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞。作品に『山躁賦』『野川』『辻』『白暗淵』『ゆらぐ玉の緒』他がある。2020年2月、逝去。