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浜の甚兵衛
ハマノジンベエ
- 著: 熊谷 達也

明治三陸地震のあと、港町・仙河海で、正妻の子である兄とそりが合わず、鬱屈を粗暴な振る舞いで晴らしていた甚兵衛。事故で沖買船を失うも、北洋でのラッコ・オットセイ猟のことを知り、すべてを賭ける。東北から遙か北の海に繰り出した明治の男の覚悟と男気を描く。著者のライフワーク「仙河海サーガ」、最初の物語。
ⒸTatsuya Kumagai
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書誌情報
紙版
発売日
2019年02月15日
ISBN
9784065144121
判型
A6
価格
定価:924円(本体840円)
ページ数
448ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年02月15日
JDCN
06A0000000000095144B
初出
本書は2016年11月に小社より単行本として刊行されました。
著者紹介
1958年仙台市生まれ。東京電機大学理工学部卒業。中学校教諭、保険代理店業を経て、'97年「ウエンカムイの爪」で小説すばる新人賞を受賞。2000年には『漂泊の牙』で新田次郎文学賞を、’04年『邂逅の森』で山本周五郎賞に続き直木賞も受賞する。同一作品での両賞同時受賞は史上初の快挙。近年は宮城県気仙沼市がモデルの三陸の架空の町を舞台とする「仙河海サーガ」を書き続けている。