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朝からスキャンダル
アサカラスキャンダル
- 著: 酒井 順子

人の転落、わが身の快楽?
人気俳優が選んだ妻に“銃後っぽさ”を感じ、
老年世代でこそ高まる性欲求に唖然、
一方、国民的アイドルの解散危機に新時代を見つけたり。
日々噴出するワイドショーネタを語るとき、
なぜか生き生きする我々。
刺激的なスキャンダルがストレスを吹っ飛ばす!
平成の日本を見つめ続けるロングランエッセイ、第11弾。
「我々はスキャンダルを消費し、消化する生き物です。(中略)スキャンダルの当たり年における主役の皆さんは、ストレスフルな日々だったことと思います。しかしそれは、スキャンダル消費によって晴らされた一般人のストレスを全て引き受けたようなもの。こうしてスキャンダルとストレスは世の中を巡るのであり、この循環はこれからもずっと、続いていくのです」ーー著者あとがきより
フジテレビの中年感、取り壊されるお年頃、五十三歳のスキャンダル、「出産」って「活躍」なんですね、「週刊現代」の罪、上空にミサイル、紀香さんと養子、不倫の地味化etc.
ⒸJunko Sakai
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書誌情報
紙版
発売日
2019年04月16日
ISBN
9784065155400
判型
A6
価格
定価:671円(本体610円)
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年04月16日
JDCN
06A0000000000108814C
初出
本書は「週刊現代」2015年7月4日号~2016年7月2日号の連載より45本を掲載し、2016年8月に小社より単行本として刊行されました。文庫化にあたり、一部加筆修正を行いました。
著者紹介
1966年東京生まれ。2003年、『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞を受賞。『オリーブの罠』『ユーミンの罪』『裏が、幸せ。』『中年だって生きている』『子の無い人生』『男尊女子』『百年の女 「婦人公論」が見た大正、昭和、平成』『次の人、どうぞ!』など著書多数。週刊現代にて、人気エッセイ「気づくのが遅すぎて、」を連載中。