
マイページに作品情報をお届け!
新 青春の門 第九部 漂流篇
シンセイシュンノモンダイ9ブヒョウリュウヘン
- 著: 五木 寛之

シベリアで学びと思索の日々を送る信介、新しい歌を求めてチャレンジする織江。
累計部数2200万部の超弩級ロングセラー、再起動!
<内容紹介-
シベリア横断を足の骨折で断念し、謎の日本人医師(ドクトル)・古謝克己の家で療養することになった伊吹信介。KGBの影に怯えながらも、ドクトルと恋人のタチアナの厳しい指導で現代史やロシア語を学び、新しい生き方に目覚める。
歌手として自分らしい歌を求めて作詞を試みる牧織江。彼女の存在感に惹かれて担当することにした伝説のディレクター・高円寺竜三は名門レコード会社の内紛に巻き込まれていく。
新会社独立に暗躍するフィクサー役の新聞記者・筑紫次郎の真の狙いとは?
書誌情報
紙版
発売日
2019年09月28日
ISBN
9784065153352
判型
四六変型
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
562ページ
初出
「週刊現代」2017年2月4日号~2018年7月14日号。単行本化にあたりましては、再構成のうえ大幅に加筆・修正いたしました。
著者紹介
1932年福岡県生まれ。戦後朝鮮半島から引き揚げる。早稲田大学文学部ロシア文学科中退。'66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、'67年『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、'76年『青春の門』で吉川英治文学賞を受賞。'81年から龍谷大学の聴講生となり仏教史を学ぶ。ニューヨークで発売された『TARIKI』は2001年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門銅賞)に選ばれた。また'02年、第50回菊池寛賞、'09年、NHK放送文化賞、'10年、長編小説『親鸞』で第64回毎日出版文化賞特別賞を受賞。主な著書に『朱鷺の墓』『戒厳令の夜』『風の王国』『蓮如』『百寺巡礼』『大河の一滴』『下山の思想』『孤独のすすめ』『作家のおしごと』など。