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献上の祝酒 下り酒一番(三)
ケンジョウノイワイザケクダリザケイチバン3
- 著: 千野 隆司

大身旗本家同士の婚姻で、灘の下り酒を将軍家に献上することになった。献上酒に選ばれる銘酒はどれか。有力酒問屋が競う中、武蔵屋の「稲飛」も有力候補に。手代卯吉が苦労して売り伸ばしてきた「稲飛」。だが卯吉は品薄なのを心配していた。好敵手を蹴散らし、「稲飛」は献上酒に選ばれる。だが、海難事故もあり、在庫切れで百樽の献上ができない。慶事に水を差すことも、店の栄誉を手放すこともできない。いきなり窮地に立たされた卯吉に手立てはあるのか!?
ⒸTakashi Chino
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書誌情報
紙版
発売日
2019年06月13日
ISBN
9784065163429
判型
A6
価格
定価:704円(本体640円)
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年06月13日
JDCN
06A0000000000122837U
著者紹介
1951年東京都生まれ。國學院大學文学部卒。'90年「夜の道行」で小説推理新人賞を受賞。時代小説のシリーズを多数手がける。「おれは一万石」「入り婿侍商い帖」「出世侍」など。「下り酒一番」では、傾いた酒問屋の大店を建て直そうとする手代卯吉の奮闘を描いていく。