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魔偶の如き齎すもの
マグウノゴトキモタラスモノ
- 著: 三津田 信三

奇妙な文様が刻まれている魔偶――土偶の骨董――は、所有する者に福と禍をもたらすという……。
大学を卒業して三年目の春を迎えた刀城言耶は、その話を聞いて旧家の屋敷を訪れた。
そこには魔偶に興味を持った者たちがすでに集っていた。
表題作の他、『妖服の如き切るもの』『巫死の如き甦るもの』『獣家の如き吸うもの』を収録した中短篇集。
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書誌情報
紙版
発売日
2019年07月11日
ISBN
9784065164952
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
304ページ
初出
「妖服の如き切るもの」…「メフィスト2018 VOL.2」、「巫死の如き甦るもの」…「メフィスト2019 VOL.1」、「獣家の如き吸うもの」…「メフィスト2018 VOL.3」、「魔偶の如き齎すもの」…書き下ろし。
収録作品
-
作品名初出
-
作品名
妖服の如き切るもの
初出
『メフィスト』2018 VOL.2
-
作品名
巫死の如き甦るもの
初出
『メフィスト』2019 VOL.1
-
作品名
獣家の如き吸うもの
初出
『メフィスト』2018 VOL.3
-
作品名
魔偶の如き齎すもの
初出
書き下ろし
著者紹介
ホラーミステリ作家。2001年『ホラー作家の棲む家』でデビュー(文庫版は『忌館』と改題)。2010年『水魑の如き沈むもの』で第10回「本格ミステリ大賞」を受賞。2016年『のぞきめ』が映画化される。主な作品に刀城言耶シリーズ、家シリーズ、死相学探偵シリーズ、幽霊屋敷シリーズ、物理波矢多シリーズなどがある。近著は『怪談のテープ起こし』(集英社文庫)、『黒面の狐』(文春文庫)、『白魔の塔』(文藝春秋)など。