
マイページに作品情報をお届け!
東京甘味食堂
トウキョウカンミショクドウ
- 著: 若菜 晃子

ほっとひといき、甘いもの。お腹がすいたら、おうどんどうぞ。
あんみつ、おしるこ、おいなりさん。レトロな空間にゆったりした時が流れる、懐かしの甘味食堂には、さまざまな人間模様が展開されている。やさしい味にほっと和んで思いを馳せる、人生のあれこれ。有名店から知る人ぞ知る隠れた名店まで、東京都内六十軒をめぐって書かれたおいしくて楽しい街歩きエッセイ。
一組一組の人たちは、私たちと同じように、
それぞれの人生で起こったことを話しているのだろう。
小さなテーブルひとつひとつに
その人たちの人生がある。(本文より)
心もあたたまる逸品エッセイ。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2020年04月15日
ISBN
9784065181904
判型
A6
価格
定価:748円(本体680円)
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社文庫
初出
2016年11月、本の雑誌社より刊行
著者紹介
1968年兵庫県神戸市生まれ。編集者。大学卒業後、山と溪谷社入社。『wandel』編集長、『山と溪谷』副編集長を経て独立。山や自然、旅、甘味に関する雑誌、書籍を編集、執筆。著書に『地元菓子』『石井桃子のことば』(ともに新潮社)、『東京近郊ミニハイク』(小学館)、『東京周辺ヒルトップ散歩』(河出書房新社)、『徒歩旅行』(暮しの手帖社)、『街と山のあいだ』『旅の断片』(ともにアノニマ・スタジオ)他。「街と山のあいだ」をテーマにした小冊子『murren』編集・発行人。