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日本憲法史
ニホンケンポウシ
- 著: 大石 眞

幕末の不平等条約から大日本帝国憲法の制定、そして敗戦を経て日本国憲法の公布、サンフランシスコ平和条約による主権回復まで、成立の過程、運用の紆余曲折、思想と解釈の変遷を膨大な史料を繙き明らかにし、統一国家としての日本における立憲の歴史を体系立ててたどる。近代国家へのあゆみのなかで、この国は何を必要とし、どこへ向かおうとしてきたのか? 全国民必読の書。
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目次
序 章 日本憲法史の考え方
第一章 条約改正問題の推移
第二章 立憲政体構想の模索
第三章 立憲政体構想の確定
第四章 立憲体制樹立への準備
第五章 基本法典の調査立案
第六章 枢密院の基本法典制定会議
第七章 明治典憲体制の成立
第八章 明治立憲制の特質と運用
第九章 日本国憲法の制定
第十章 現行憲法体制の成立と運用
書誌情報
紙版
発売日
2020年01月14日
ISBN
9784065183465
判型
A6
価格
定価:1,518円(本体1,380円)
通巻番号
2599
ページ数
416ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
本書は、2005年に有斐閣より刊行された同名書(第二版)を原本とし、多少の補正を加えたものです。
著者紹介
1951年宮崎県生まれ。東北大学法学部卒業。専門は憲法学、議会法、憲法史。九州大学教授、京都大学教授等を経て京都大学名誉教授。著書に『議院自律権の構造』『議院法制定史の研究』『憲法と宗教制度』『立憲民主制』『憲法秩序への展望』『権利保障の諸相』『統治機構の憲法構想』など。