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鳥獣戯画の国 たのしい日本美術
チョウジュウギガノクニタノシイニホンビジュツ
- 著: 金子 信久

国宝、鳥獣人物戯画のレジェンドとしての輝き。
私たちの心を遊ばせてきた、「楽しまれてきた歴史」。
この絵巻が生まれるべくして生まれた日本という国を眺めてみよう。
残された様々な模写だけでなく、伊藤若冲、歌川国芳、河鍋暁齋、曽我蕭白、森狙仙……動物が好きすぎる絵師たちのユニークな作品に受け継がれた、--鳥獣戯画--の遺伝子。それは昔話や伝説の中でも確認できます。
「伝説的なおかしな動物の絵」が、どのように日本人の心をとらえ、動物絵画のスタイルとして定着してきたか。府中市美術館でのユニークな企画で注目を集める著者による、新しい動物絵画史。
かわいくて、愉快で、どこかおかしい--そんな愛おしい作品を多数掲載。
第一章 --鳥獣戯画--の楽しさ
第二章 --鳥獣戯画--の子どもたち
第三章 動物ものがたり
第四章 不思議と夢想 -ウサギとキツネ-
第五章 動物たちの心
- 前巻
- 次巻
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書誌情報
紙版
発売日
2020年07月30日
ISBN
9784065188262
判型
A5
価格
定価:2,640円(本体2,400円)
ページ数
136ページ
著者紹介
金子信久(かねこのぶひさ) 1962年、東京都生まれ。1985年、慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。府中市美術館学芸員。専門は江戸時代絵画史。著書に『ねこと国芳』(パイ インターナショナル)、『日本美術全集14 若冲・応挙、みやこの奇想』(共著、小学館)、『別冊太陽 円山応挙』(監修・共著、平凡社)、『もっと知りたい長沢蘆雪』(東京美術)、『めでる国芳ブック ねこ』『めでる国芳ブック どうぶつ』(ともに大福書林)、『江戸かわいい動物』『日本おとぼけ絵画史』『作家別 あの名画に会える美術館ガイド 江戸絵画篇』『歌川国芳 21世紀の絵画力(府中市美術館編・著)』『へそまがり日本美術(府中市美術館編・著)』(いずれも講談社)、『かわいい江戸の絵画史』(監修、エクスナレッジ)ほか。