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人生を彩る文様 京都「雲母唐長」の唐紙とインテリア
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「人それぞれに信仰や信じるものがあるように、きっと、その人が人生において必要とする相性が合う文様が存在するのだと思います。自分と相性が良い文様を見つけることは、人生を前向きにする徴(しるし)となり、よりよく生きるきっかけになるかもしれません」トトアキヒコ
寛永元年(1624)創業、江戸時代から唯一続く唐紙屋、唐長の次世代を担う、雲母唐長。唐紙師 トトアキヒコと千田愛子が、文様に包まれた空間、アートのある暮らしを提案します。
古くは料紙として、そして襖の装飾紙として用いられてきた唐紙を、現代のライフスタイルの中でも取り入れられるようにした雲母唐長の実例とアイデア、さらにはアートへと昇華させたトトアキヒコの作品を掲載。さらに、唐長に伝わる文様と、雲母唐長が新たに制作した「平成-令和の百文様」の中から選んだ美しい吉祥文様の数々を、それぞれの文様にまつわるものがたりとともに、たっぷりと紹介します。
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目次
文様に宿る不思議な力 美しき唐紙の世界
唐紙の歴史を未来に伝える 京都 雲母唐長
トトアキヒコが語る「唐紙の未来」を生み出す職人、素材のこと
時空を超えて、空間を彩る文様
空間を彩り、心を導く雲母唐長のイマジネーション
物語のあるものを暮らしの中に、美しき文様アイテム
現代を生きる美 アートとしての唐紙を
文様ものがたり 唐紙師 トトアキヒコ
平成-令和の百文様プロジェクト
書誌情報
紙版
発売日
2020年04月17日
ISBN
9784065190111
判型
A5
価格
定価:2,200円(本体2,000円)
ページ数
160ページ
著者紹介
唐紙師。京都養源院、三十三間堂本坊 妙法院門跡、名勝・無鄰菴など数々の古刹に唐紙を納め唐長の伝統を継承しつつ、アートとして愛でる唐紙の新たな世界を築き、前人未到の道を切り拓く、唐紙アートの第一人者。2018年には「平成の百文様プロジェクト」(現在は「平成-令和の百文様プロジェクト」)を主宰し、新たな板木100枚を制作するなど、唐長の新しい歴史を担う。著書に『日本の文様ものがたり』(講談社)がある。
唐長創業家に生まれる。10代の頃から独自の色彩感覚で唐紙カードを制作。2004年には唐長文様・天平大雲を一面に配したファサードで京都のランドマークとなっているCOCON KARASUMA1階に自らプロデュースした雲母唐長ショップをオープン。唐紙師である夫のトトアキヒコと共に、文様と色を通じて人々の暮らしに豊かな心と幸せを感じる衣食住の美しい空間を、優れた色彩感覚で提案している。著書に『京都の時間』(講談社)がある。