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砂の城 風の姫
スナノシロカゼノヒメ

天下四国――それは、天から授かりし四つの国。
西の国、燕では、始祖王灰歌から代々女王が国を治めてきた。燕王はあらゆる祭事を司る神女でもあった。そのため、燕はもっとも天に近い国といわれる。
徐国の元王太子で、今やすっかり風来坊の飛牙は、天令の那兪を連れ、代々女王が治める燕国へ。そこで偶然お忍び外出中の名跡姫・甜湘と知り合った飛牙は、いきなり「胤」候補にされてしまう。胤は未来の女王たる甜湘に、子を産ませるための制度上の夫のこと。しかも飛牙の前にいたという胤ふたりは、すでに怪死を遂げているらしく……。胸躍るシリーズ第2弾!……。
Ⓒ中村ふみ
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目次
第一章 燕国哀歌
第二章 都の風
第三章 三人目の男
第四章 胤の心得
第五章 天の毒・地の毒
第六章 乱
第七章 かたち
書誌情報
紙版
発売日
2020年05月15日
ISBN
9784065190272
判型
A6
価格
定価:715円(本体650円)
ページ数
304ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2020年05月15日
JDCN
06A0000000000210258R
初出
2017年7月に、講談社X文庫ホワイトハートとして刊行されたもの。
著者紹介
秋田県生まれ。『裏閻魔』で第1回ゴールデン・エレファント賞を受賞し、デビュー。他の著作に『陰陽師と無慈悲なあやかし』『なぞとき紙芝居』「夜見師」シリーズなど。秋田県在住。
イラスト: 六七質(ムナシチ)