修羅の家

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修羅の家

シュラノイエ

文芸(単行本)

『殺戮にいたる病』を凌ぐ驚愕作!

この家は悪魔に乗っ取られた。
恐怖、嫌悪、衝撃。
そこは地獄。初恋の女性を救い出せるのか。

女の毒が体内に入り、蝕まれていく--
   
簡易宿泊所で暮らす晴男はレイプ現場を中年女性・優子に目撃され、彼女の家につれていかれる。
そこには同じ格好をした十名ほどが「家族」として暮らしていた。
おぞましい儀式を経て一員となった晴男は、居住者は優子に虐待されていることを知る。
一方、区役所で働く北島は、中学時代の初恋相手だった愛香と再会し「家族」での窮状をきく。
北島は愛香を救い出す可能性を探るが、“悪魔”が立ちはだかる。


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書誌情報

紙版

発売日

2020年04月15日

ISBN

9784065191668

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

290ページ

初出

『メフィスト』2015VOL.3~2019VOL.2 単行本化に際し、加筆修正した。

著者紹介

著: 我孫子 武丸(アビコ タケマル)

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部哲学科中退。同大学推理小説研究会に所属。 新本格推理の担い手の一人として、89年に『8の殺人』でデビュー。 『殺戮にいたる病』等の重厚な作品から、『人形はこたつで推理する』などの軽妙な作品まで、多彩な作風で知られる。 大ヒットゲーム「かまいたちの夜」シリーズの脚本を手がける。 近著に『怪盗不思議紳士』『凜の弦音(つるね)』『監禁探偵』などがある。

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