神の島のこどもたち

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電子あり

神の島のこどもたち

カミノシマノコドモタチ

講談社文庫

奇跡のように美しい南の島
そこには、もうひとつの戦争があった――

空をゆく特攻機の下、激しい空襲にさらされ、
戦争の最前線となった沖永良部島。
それでもわたしたちは生きる、この小さな島で。

青い空を沖縄に向かって飛ぶ特攻機、天国のように美しい海には死んだ兵隊さんが浮かぶ。第二次大戦末期、小さな島沖永良部に暮らすマチジョーとカミは、大切な家族を失い、食料にも不自由する日々を過ごしていた。それでも唄い、恋をし、ひたむきに働き、生き抜く。南の島に刻まれた知られざる戦争の物語。

解説:知花くらら

<本書は2018年7月刊行の『神に守られた島』、2019年1月刊行の『神の島のこどもたち』(共に講談社)を
加筆、修正して文庫化されました。>


ⒸHatsue Nakawaki

書誌情報

紙版

発売日

2020年08月12日

ISBN

9784065199596

判型

A6

価格

定価:924円(本体840円)

ページ数

448ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2020年08月12日

JDCN

06A0000000000229804H

初出

本書は2018年7月刊行の『神に守られた島』、2019年1月刊行の『神の島のこどもたち』(共に小社)を加筆、修正して文庫化されました。

著者紹介

著: 中脇 初枝(ナカワキ ハツエ)

徳島県生まれ、高知県育ち。高校在学中に『魚のように』で第2回坊っちゃん文学賞を受賞し、17歳でデビュー。2013年『きみはいい子』で第28回坪田譲治文学賞を受賞、第1回静岡書店大賞第1位、第10回本屋大賞第4位。2014年『わたしをみつけて』で第27回山本周五郎賞候補。2016年『世界の果てのこどもたち』で第37回吉川英治文学新人賞候補、第13回本屋大賞第3位。『こりゃまてまて』『女の子の昔話』『つるかめつるかめ』など、絵本や昔話の再話も手掛ける。本書の舞台となった沖永良部島の風景と島唄を紹介する写真集『神の島のうた』(写真/葛西亜理沙)ほか、著書多数。

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