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花の下にて春死なむ 香菜里屋シリーズ1〈新装版〉
ハナノモトニテハルシナムカナリヤシリーズ1シンソウバン
- 著: 北森 鴻

人生に必要なのは、
とびっきりの料理とビール、
それから、ひとつまみの謎。
三軒茶屋の路地裏にたたずむ、ビアバー「香菜里屋」。
この店には今夜も、大切な思いを胸に秘めた人々が訪れる――。
優しく、ほろ苦い。
短編の名手が紡ぐ、不朽の名作ミステリー!
第52回日本推理作家協会賞 短編および連作短編集部門受賞作
解説 瀧井朝世
春先のまだ寒い夜。ひとり息を引き取った、俳人・片岡草魚。
俳句仲間でフリーライターの飯島七緒は、孤独な老人の秘密を解き明かすべく、
彼の故郷を訪れ――(表題作)。
バー「香菜里屋」のマスター工藤が、客が持ち込む謎を解く連作短編ミステリー。
ⒸRika Asano 2021
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書誌情報
紙版
発売日
2021年02月16日
ISBN
9784065208090
判型
A6
価格
定価:748円(本体680円)
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2021年02月16日
JDCN
06A0000000000273385O
初出
この作品は2001年12月、小社より講談社文庫として刊行されたものの新装版です。
著者紹介
1961年山口県生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業。’95 年『狂乱廿四孝』で第6回鮎川 哲也賞を受賞しデビュー。’99 年『花の下にて春死なむ』(本書)で第 52 回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門を受賞した。他の著書に、本書と『桜宵』『螢坂』『香菜里屋を知っていますか』の〈香菜里屋〉シリーズ、骨董を舞台にした〈旗師・冬狐堂〉シリーズ 、民俗学をテーマとした〈蓮丈那智フィールドファイル〉シリーズなど多数。2010 年 1月逝去。