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とにもかくにもごはん
トニモカクニモゴハン
- 著: 小野寺 史宜

うまくて、泣ける。
子ども食堂を取り巻くひとたちの生きづらさと希望を描く、老若男女群像劇。
「この本は私にホッとする明かりを灯してくれました。子ども食堂は人の数だけ人生があり、その人生がつながっていく場所。分断を迫られている今、ぜひこの本を読んでもらいたいです。私はもう続編を期待しています」ーーはるな愛
午後5時開店、午後8時閉店。
亡き夫との思い出をきっかけに松井波子が開いた「クロード子ども食堂」。
スタッフは、夫とうまくいかない近所の主婦や、就活のアピール目的の大学生。
お客さんは、デートに向かうお母さんに置いていかれる小学生や、
娘と絶縁し孤独に暮らすおじいさん。
みんないろいろあるけれど、あたたかいごはんを食べれば、きっと元気になれるはず。
やさしくって、おいしくって、心にしみる。
子どもも大人もお年寄りも、みんなまとめていらっしゃい。
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目次
午後四時 こんにちは 松井波子
午後四時半 おつかれさま 木戸凪穂
午後五時 いただきます 森下牧斗
午後五時半 ごちそうさま 岡田千亜
午後五十五分 お元気で 白岩鈴彦
午後六時 さようなら 森下貴紗
午後六時半 ごめんなさい 松井航大
午後七時 ありがとう 石上久恵
午後七時半 また明日 宮本良作
午後八時 初めまして 松井波子
書誌情報
紙版
発売日
2021年08月12日
ISBN
9784065237144
判型
四六変型
価格
定価:1,705円(本体1,550円)
ページ数
290ページ
著者紹介
小野寺史宜(おのでら・ふみのり) 1968年千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞してデビュー。2008年『ROCKER』で第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞。2019年、『ひと』が本屋大賞第二位に選ばれ、ベストセラーに。著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズ、『ナオタの星』『ホケツ!』『ひりつく夜の音』『家族のシナリオ』『太郎とさくら』『本日も教官なり』『リカバリー』『人生は並盛で』『夜の側に立つ』『その愛の程度』『近いはずの人』『それ自体が奇跡』『ライフ』『縁』など。
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お知らせ
『とにもかくにもごはん』が「本の雑誌が選ぶ2023年度文庫ベストテン」4位にランクインしました!(2023.12.13)