とにもかくにもごはん

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電子あり

とにもかくにもごはん

トニモカクニモゴハン

講談社文庫

わかるよ、みんないろいろあるけどさ――。
ほら、あたたかいごはんを食べれば、きっと元気になれるはず!

子ども食堂を舞台に、市井の人々の生きづらさと希望を描く、読んで「美味しい」老若男女群像劇の傑作。


営業時間は午後5時から8時まで。
亡き夫との思い出をきっかけに松井波子が開いた「クロード子ども食堂」。
スタッフは、夫とうまくいかない近所の主婦や、就活のアピール目的の大学生。
お客さまは、デートに向かうお母さんに置いていかれる小学生や、娘と絶縁し孤独に暮らすおじいさん。

子どもも大人もお年寄りも、みんなまとめていらっしゃい!
うまくて泣ける、心温まる絶品群像劇!


ⒸFuminori Onodera

目次

午後四時 こんにちは 松井波子
午後四時半 おつかれさま 木戸凪穂
午後五時 いただきます 森下牧斗
午後五時半 ごちそうさま 岡田千亜
午後五十五分 お元気で 白岩鈴彦
午後六時 さようなら 森下貴紗
午後六時半 ごめんなさい 松井航大
午後七時 ありがとう 石上久恵
午後七時半 また明日 宮本良作 
午後八時 初めまして 松井波子

書誌情報

紙版

発売日

2023年09月15日

ISBN

9784065324301

判型

A6

価格

定価:825円(本体750円)

ページ数

448ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2023年09月15日

JDCN

06A0000000000704722I

初出

本書は2021年8月、小社より単行本として刊行されました。

著者紹介

著: 小野寺 史宜(オノデラ フミノリ)

1968年千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞してデビュー。2008年『ROCKER』で第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞。2019年に『ひと』が本屋大賞第二位に選ばれ、ベストセラーに。著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズや「タクジョ!」シリーズ、『その愛の程度』『ひりつく夜の音』『近いはずの人』『家族のシナリオ』『それ自体が奇跡』『縁』『夜の側に立つ』『まち』『天使と悪魔のシネマ』『ミニシアターの六人』『いえ』『レジデンス』『銀座に住むのはまだ早い』『君に光射す』など多数。

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