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外は、良寛。
ソトハリョウカン
- 著: 松岡 正剛

淡雪の中にたちたる三千大千世界 またその中にあわ雪ぞ降る(良寛)
「僕は良寛を思索したことはない。いつも良寛を感じてきたのです」
日本人になじみ深い禅僧、良寛は希代の歌人、書家でもあった。
既存の論理や枠組ではとらえきれないその奥深い境地に独自のアプローチで迫る、これまでにない日本文化論。
目次
一、はぐれていく書
二、加速する無常
三、「はか」「ずれ」「あたり」
四、連音する連字
五、宝暦八年の少年
六、遊行の中の景気
七、塵は融通無礙
八、音を書く聞法
九、一二三四五六七
十、真から行して草々
十一、北方の中の決断
十二、なにかあやしき
解説 水原紫苑
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目次
一、はぐれていく書
二、加速する無常
三、「はか」「ずれ」「あたり」
四、連音する連字
五、宝暦八年の少年
六、遊行の中の景気
七、塵は融通無礙
八、音を書く聞法
九、一二三四五六七
十、真から行して草々
十一、北方の中の決断
十二、なにかあやしき
解説 水原紫苑
書誌情報
紙版
発売日
2021年09月13日
ISBN
9784065241851
判型
A6
価格
定価:2,530円(本体2,300円)
ページ数
400ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
初出
本書は、1993年12月、芸術新聞社刊『外は、良寛。』を底本としました。
著者紹介
1944年京都市生まれ。早稲田大学文学部中退。編集工学者。71年、工作社設立、総合雑誌「遊」を創刊。87年、編集工学研究所を設立。情報文化と日本文化を重ねる研究開発プロジェクトを展開。2000年、eラーニングの先駆けともなる「イシス編集学校」をインターネット上に開校し、ブックナビゲーション「千夜千冊」連載開始。写真、アート、デザイン、書にも造詣が深い。俳号は玄月。近著『うたかたの国 日本は歌でできている』『日本文化の核心 ジャパン・スタイルを読み解く』『雑品屋セイゴオ』『編集手本』ほか、著書多数。
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