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燃える息
モエルイキ
- 著: パリュス あや子

彼は私を、彼女は僕を、止められないーー
傾き続ける世界で、必死に立っている。
なにかに依存するのは、生きている証だ。
――中江有里(女優・作家)
依存しているのか、依存させられているのか。
彼、彼女らは、明日の私たちかもしれない。
――三宅香帆(書評家)
現代人の約七割が、依存症!?
盗り続けてしまう人、刺激臭が癖になる人、運動せずにはいられない人、鏡をよく見る人、
緊張すると掻いてしまう人、スマホを手放せない人ーー抜けられない、やめられない。
人間の衝動を描いた新感覚の六篇。小説現代長編新人賞受賞後第一作!
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書誌情報
紙版
発売日
2021年09月29日
ISBN
9784065245408
判型
四六
価格
定価:1,705円(本体1,550円)
ページ数
250ページ
初出
「呼ぶ骨」…「小説現代」2021年3月号、「燃える息」「ジューンブライド・バナナパフェ」「鈴木さんのこだわり」「二十一週六日」「ファントム・バイブレーション」は書き下ろし。
著者紹介
神奈川県生まれ、フランス在住。広告代理店勤務を経て、東京藝術大学大学院映像研究科・映画専攻脚本領域に進学。「山口文子」名義で映画『ずぶぬれて犬ころ』(本田孝義監督/2019年公開)脚本担当、歌集『その言葉は減価償却されました』(2015年)上梓。2019年『隣人X』で第14回小説現代長編新人賞を受賞し、デビュー。