福の神 大江戸閻魔帳(六)

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電子あり

福の神 大江戸閻魔帳(六)

フクノカミオオエドエンマチョウ6

講談社文庫

困った人は放ってはおけない。
閻魔堂に倒れていた爺さん、麟太郎の貧乏神か、福の神か。
心もあたたかくなる人情始末帳。

元浜町の閻魔長屋に住み、戯作者閻魔堂赤鬼の顔も持つ、南町奉行所も頼りにする青山麟太郎のもとに舞い込む四つの事件。

第一話 御贔屓
麟太郎の筆名に似せた閻魔堂青鬼という者が旗本屋敷の御家騒動を実名で描いた絵草紙を出し、騒動に。作者と疑われた麟太郎は、青鬼の正体をつきとめようとするが。

第二話 権兵衛
閻魔長屋の大工の女房おゆきが必死に閻魔堂に願をかけている。昔の悪い仲間に脅されているのか、もう五日も旦那が帰ってないという。おゆきを影のように護る謎の浪人、権兵衛とは。

第三話 福の神
閻魔堂の中で熱を出し倒れていた老人彦六を助けて以来、麟太郎は金が次々と舞い込み、ツキに恵まれた。いかにも貧乏神のような彦六は、麟太郎にとって福の神に思えたが。

第四話 御隠居
絵草紙が書けない麟太郎に、呉服屋の御隠居のお守りの仕事が。御隠居は老女で、片平祐馬という名の、二十年前、御家取り潰しに遭った御家人の倅の行方を捜していた。


ⒸKunio Fujii

目次

第一話 御贔屓
第二話 権兵衛
第三話 福の神
第四話 御隠居

書誌情報

紙版

発売日

2021年11月16日

ISBN

9784065261040

判型

A6

価格

定価:770円(本体700円)

ページ数

320ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2021年11月16日

JDCN

06A0000000000392282M

著者紹介

著: 藤井 邦夫(フジイ クニオ)

1946年、北海道旭川生まれ。テレビドラマ「特捜最前線」「水戸黄門」などの脚本家、監督を経て、2002年に作家デビュー。以降、多くの時代小説を手がける。「新・秋山久蔵御用控」「新・知らぬが半兵衛手控帖」「御刀番 左京之介」「江戸の御庭番」などのシリーズがある。

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