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源平の怨霊 小余綾俊輔の最終講義
ゲンペイノオンリョウコユルギシュンスケノサイシュウコウギ
- 著: 高田 崇史

1160年、平治の乱の後、源頼朝は平清盛によって助命される。後に大納言・時忠が、「此一門にあらざらむ人は、皆人非人なるべし」とまで言い放ち、知行国三十余国、荘園五百ヵ所、田園その数を知らずと言われるまでに栄華を誇った平家一門の命運は、この瞬間に窮まった。
後に平氏を滅ぼすことになる頼朝を清盛はなぜ救ったのか?
平氏を滅亡に追い込んだ天才武将・源義経は数々の戦果を挙げたにもかかわらず、兄の不興を買って非業の死を遂げる。その義経が怨霊として祀られていないのはなぜなのか?
二つの謎が解けるとき、源氏と平氏の真の姿が現れる。
ⒸTAKAFUMI TAKADA
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書誌情報
紙版
発売日
2022年01月14日
ISBN
9784065263488
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
ページ数
576ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2022年01月14日
JDCN
06A0000000000414861M
初出
この作品は、2019年6月に、小社より単行本として刊行されたものです。
著者紹介
東京都生まれ。明治薬科大学卒業。『QED 百人一首の呪』で第9回メフィスト賞を受賞し、デビュー。歴史ミステリを精力的に書きつづけている。講談社ノベルス最長の人気シリーズQEDシリーズをはじめ、著作多数。近著に『QED 憂曇華の時』『古事記異聞 鬼統べる国、大和出雲』『QED 源氏の神霊』など。