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すらすら読める歎異抄
スラスラヨメルタンニショウ
- 著: ひろ さちや

「悪人のままに生きなさい」
一度は読んでみたい『歎異抄』。
大きな活字と総ルビつき原文と、ていねいな対訳、著者による解説もたっぷり。
読みやすさ、わかりやすさNo.1の「すらすら読める」シリーズを文庫化。
わたしたちは憤るべきです。
『歎異抄』は、親鸞聖人の没後に、その教えが歪められ、曲解され、親鸞聖人の教えとは異なったものになっている現状を歎いてつくられた書物です。では、「歎く」というのは、どのような行為でしょうか。辞書によりますと、”歎く”は「深く悲しむ」とありました。ところが、ある辞書には、「悲しくいきどおる」という意味が出ていました。それを見て、わたしは気づきました。われわれは悲しむだけでは駄目なんだ。『歎異抄』を読むことは、憤ることなんだ、と。ーーひろさちや
ⒸJo-Shuppan kikaku
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書誌情報
紙版
発売日
2023年01月17日
ISBN
9784065302484
判型
A6
価格
定価:671円(本体610円)
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2023年01月17日
JDCN
06A0000000000606067V
初出
本書は2003年7月に小社より単行本として刊行されました。
著者紹介
1936年大阪市生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒、同大大学院博士課程修了。気象大学校教授を経て、大正大学客員教授、宗教文化研究所所長。『仏教の歴史』(全10巻)をはじめ、『仏教と神道』『日常語からわかる仏教入門』『仏教が教える人生を楽しむ話』『なぜ人間には宗教が必要なのか』『ポケット般若心経』など多数の宗教啓蒙書や人生論で幅広く活躍した。2022年4月死去。