鳥がぼくらは祈り、

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電子あり

鳥がぼくらは祈り、

トリガボクラハイノリ

講談社文庫

第64回群像新人文学賞受賞!
高2の夏、過去にとらわれた少年たちは、傷つき躊躇いながら未来へと手を伸ばす。清新な感覚で描く22歳のデビュー作。
日本一暑い街、熊谷で生まれ育ったぼくら4人は、中1のとき出会い、互いの過去を引き受け合った。4年後の夏、ひとつの死と暴力団の抗争をきっかけに、ぼくらの日々が動き始める――。孤独な紐帯で結ばれた少年たちの揺れ動く〈今〉をとらえた、新しい青春小説。

(群像新人文学賞選評より)
・〈文法の破綻した叫び〉こそが高二のぼくらのリアルな何事かを言語的に表現する、との説得力。――古川日出男氏
・私がいちばん感心したのは〈一人称内多元視点〉と呼ぶべき視点のつくり方だった。これは文学的に有意義な試みだと思う。――松浦理英子氏


ⒸDaiki Shimaguchi

書誌情報

紙版

発売日

2023年06月15日

ISBN

9784065321287

判型

A6

価格

定価:660円(本体600円)

ページ数

160ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2023年06月15日

JDCN

06A0000000000670165J

初出

本書は2021年7月、小社より単行本として刊行されました。

著者紹介

著: 島口 大樹(シマグチ ダイキ)

しまぐち・だいき 1998年、埼玉県上尾市生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。現在、会社員。「鳥がぼくらは祈り、」で第64回群像新人文学賞を受賞。

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