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鷹の飛翔
タカノヒショウ
- 著: 堂場 瞬一

「俺は少し休む。少しだけ。でもそれは、また飛ぶための休みだ」
「俺たちを超えて飛べ。鷹の休息が終わったその日に」
平成を駆け抜け、警察官人生の晩年を迎えた二人の刑事が挑む、最後の事件。
捜査一課と公安一課。二人の目で戦後警察の歩みを浮き彫りにする大河サーガ「日本の警察」ついに最終章!
東日本大震災の翌年、2012年夏。都内で起きた四件の殺人。被害者は全員、四半世紀前の都内飛翔弾事件の容疑者だった。
同一犯か、別個の事件なのか。そして犯人の動機は?
捜査一課理事官の高峰、目黒中央署署長の海老沢。病を得、妻との別離の予感を抱え、激変する時代に翻弄される二人の刑事は、それでも警察の未来を見据え、後進に背中を見せ、最後の戦いに挑む。
Ⓒ堂場瞬一
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目次
第一章 過去を殺す
第二章 つながらない糸
第三章 消えた男
第四章 警戒警報
第五章 襲撃
第六章 二十三年
書誌情報
紙版
発売日
2024年07月31日
ISBN
9784065358627
判型
四六変型
価格
定価:2,090円(本体1,900円)
ページ数
376ページ
電子版
発売日
2024年07月30日
JDCN
06A0000000000804154Q
著者紹介
1963年茨城県生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞。2013年より専業作家となり警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。近著『ルーマーズ俗』『守護者の傷』『ロング・ロード 探偵・須賀大河』のほか、「日本の警察」「警視庁総合支援課」「警視庁追跡捜査係」「ラストライン」各シリーズなど著書多数。