裁判官も人である 良心と組織の狭間で

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電子あり 受賞作

裁判官も人である 良心と組織の狭間で

サイバンカンモヒトデアルリョウシントソシキノハザマデ

講談社文庫

エリートが組織の「犬」になった瞬間!

最高裁に逆らったら法曹界追放、原発差し止めで出世は絶望、警察リークにのせられて冤罪……。正義の神でもなければ、AIでも六法全書でもない。隠されてきた「ナマ臭い」裁判官の素顔を暴き出す傑作ノンフィクション!

原発再稼働の可否を決め、死刑宣告をし、「一票の格差」について判断を下す――裁判官は、普通の人には想像できないほどの重責を負う。その重圧に苦悩する裁判官もいれば、個人的な出世や組織の防衛を優先する裁判官もいる。絶大な権力を持つ「特別なエリート」は何を考え、裁いているのか?

出世欲、プライド、正義感、情熱…生々しい感情が渦巻く裁判官の世界。これまで堅く閉ざされていたその扉を、粘り強い取材が、初めてこじ開けた。「週刊現代」連載時から大きな反響を呼んだノンフィクションが文庫化!
日本エッセイスト・クラブ賞受賞。


Tatsuya Iwase

書誌情報

紙版

発売日

2025年02月14日

ISBN

9784065382912

判型

A6

価格

定価:990円(本体900円)

ページ数

400ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2025年02月14日

JDCN

06A0000000000873338U

初出

本書は2020年1月、小社より単行本として刊行されました。

著者紹介

著: 岩瀬 達哉(イワセ タツヤ)

1955年、和歌山県生まれ。ジャーナリスト。2004年、『年金大崩壊』『年金の悲劇』(ともに講談社)により講談社ノンフィクション賞を受賞。また、同年「文藝春秋」に掲載した「伏魔殿社会保険庁を解体せよ」によって文藝春秋読者賞を受賞した。他の著書に、『われ万死に値す ドキュメント竹下登』(新潮文庫)、『血族の王 松下幸之助とナショナルの世紀』(新潮社)、『新聞が面白くない理由』(講談社文庫)、『パナソニック人事抗争史』(講談社プラスアルファ文庫)などがある。

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