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健康寿命と身体の科学 老化を防ぐ、50歳からの「運動・食事・習慣」
ケンコウジュミョウトカラダノカガクロウカヲフセグ50サイカラノウンドウショクジシュウカン
- 著: 樋口 満

「年を取っても元気な人」には、科学的な共通点があった!
最新研究でわかった、「日本人の体質に合った健康法」とは?
あなたの食事や運動習慣、ライフスタイルに応じて、
「老化時計」の進み方は大きく変わる――
運動疫学や運動生理・生化学の発展に伴い、
精緻なエビデンスが積み上げられてきた《健康科学》。
近年は、老化プロセス自体をコントロールすることで、
健康寿命を延ばす「ジェロサイエンス仮説」も注目されている。
本書では、その成果を豊富な最新データとともに紹介。
日本人ミドル~シニア層を対象とした調査研究から、
長生きにつながる高い運動・食事・生活習慣を指南する。
《目次》
第1章 健康寿命はどのように決まるのか――「年を取っても元気な人」を科学する
1-1 「健康寿命」とはなにか?
1-2 健康寿命の正体は「体力」
1-3 ライフスタイルと遺伝リスク
コラム1 スポーツ科学が生んだ「新しいウォーキング」
第2章 老化はなぜ起きるのか、防ぐ方法はあるのか――「老い」のメカニズムと酸化ストレス
2-1 老化はなにによって起きるのか――老化学説
2-2 ライフスタイルと生物学的老化
2-3 老化と酸化ストレスの関係
2-4 酸化ストレスの防御法
第3章 50歳からの望ましい食事法――健康づくり研究で明らかになった「日本食のすごさ」
3-1 日本人の体質に合った栄養・食事
3-2 健康長寿と日本食
第4章 一生続けられる「科学的トレーニング」――メタボとロコモを防ぐ運動法
4-1 健康をキープする「最小限のトレーニング」
4-2 筋トレするとやせる理由
4-3 シニアは「ふくらはぎ」に要注意
4-4 糖尿病予防のカギは「筋肉」にあり
4-5 骨を強くする運動・スポーツ
4-6 最高のトレーニング法“ローイング”
コラム2 運動生化学のパイオニア・ホロツィー博士
第5章 健康寿命を延ばすライフスタイル、縮めるライフスタイル
5-1 心臓病が「月曜の朝」に多い理由
5-2 健康面からみた「飲酒のコツ」
5-3 「動楽」と「食楽」でフレイル予防
コラム3 スポーツ観戦とウェルビーイング
Ⓒ樋口満
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書誌情報
紙版
発売日
2025年03月21日
ISBN
9784065390887
判型
新書
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
通巻番号
2291
ページ数
256ページ
シリーズ
ブルーバックス
電子版
発売日
2025年03月19日
JDCN
06A0000000000884169H
著者紹介
1949年愛知県生まれ。早稲田大学スポーツ科学学術院名誉教授。早稲田大学身体活動・座位行動科学研究所顧問。1971年名古屋大学理学部化学科卒業。1975年東京大学大学院教育学研究科体育学専攻修士課程修了。教育学博士(東京大学)。専門は、健康増進に関する運動生理・生化学、スポーツ栄養学。第20回秩父宮記念スポーツ医・科学賞功労賞を受賞。単著に『体力の正体は筋肉』『女は筋肉 男は脂肪』『スポーツする人の栄養・食事学』(いずれも集英社新書)、『アクティブ・エイジング』(公益財団法人健康・体力づくり事業財団)、『ローイングの健康スポーツ科学』(市村出版)、編著に『健康・栄養系の運動生理学』(南江堂)、『からだの発達と加齢の科学』(大修館書店)など多数。