草子ブックガイド（１）

内海草子（うつみそうこ）は本を読むのが好きで好きでたまらない中学生。いつも本を読んでいて、本の中の世界にひたっている。内気で、他人と打ち解けるのが苦手な草子にとって、古書・青永遠屋（おとわや）の店主は良き理解者。読んだ本の感想を描いた草子の「ブックガイド」が、店主を喜ばせ、さらには周囲の人々に本を読むことの素晴らしさを伝える。濃密な絵柄で、読書の魅力を最大限に表現する。


東京の小さな古書店・青永遠屋（おとわや）に、楽園を見つけた少女・内海草子。どこにも居場所がなかった草子が、青永遠屋を通じて出会った本を、ひたむきに読み解くことで、徐々に人々や世の中と結びついていきます。この作品の最大の魅力は、読んだ本のポイントを繊細にすくいあげ、イメージ豊かに語り尽くす草子独自の「ブックガイド」。毎回草子が本の中に登場するキャラクターになりきって、鮮やかな「読み」を披露します。

ⒸShigeki Tamagawa

目次

1冊め
2冊め　その1
2冊め　その2
2冊め　その3
3冊め
4冊め　その1
4冊め　その2

書誌情報

紙版

• 発売日: 2011年09月23日
• ISBN: 9784063870442
• 判型: B6
• 価格: 定価：776円（本体705円）
• ページ数: 224ページ
• シリーズ: モーニング ＫＣ

電子版

• 発売日: 2013年04月12日
• JDCN: 0638704400100011000X

初出

『モーニング増刊モーニング・ツー』２０１０年２４号、３６号～３８号、『モーニング』２０１０年５１号、２０１１年２７号、２８号

著者紹介

著： 玉川　重機（タマガワ　シゲキ）

かつて某誌で連載をするも、その後、長期間の雌伏を余儀なくされる。 2009年、ペンネームを新しくし、11年ぶりに新作読み切りを発表。それが『草子ブックガイド』で、大好評を博す。モーニング・ツーNo.36（7月22日発売）に掲載されるのは、1年ぶりの続編で、3回連続の短期集中連載の1回目。