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特上カバチ!!-カバチタレ!2-(29)
トクジョウカバチカバチタレツー

「カバチ」とは広島弁で、文句や屁理屈のこと。法を知れば、それまで泣き寝入りしていた人もカバチをタレて(言って)、自分たちの生活を守ることができるのだ。 主人公の田村は、行政書士の大野と出会ったことでそのことに気づき、大野事務所に入所した。そんな田村が補助者として積んださまざまな経験を綴ったのが前作『カバチタレ!』。そして、試験に合格し晴れて行政書士となった田村が、新たに登場する女行政書士・住吉美寿々とともに、これまで以上にカバチをタレるのが『特上カバチ!!─カバチタレ!2─』である。
大野事務所の行政書士補助者・栄田千春。ある日、栄田は仕事を終えて帰る途中、同級生の安田優美と再会する。彼女は、少年時代に栄田が初めて好きになった女性だった。思いがけない偶然が、辛い時代を乗り越えて、「法律屋」になるまでの栄田の記憶を呼び起こす。一方、安田は夫・星野との関係に悩みを抱えていた。憧れの君に頼られ、栄田の心が揺れ動く!!
Ⓒ田島隆/東風孝広
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目次
いつも、どこかで
君のいる場所
僕に、差し出された手
君が好き
君と僕との隔たり
僕が見つけたもの
僕が歩んだ道
僕らの音
昔みたいに、君と
誰がために汽笛は鳴る
書誌情報
紙版
発売日
2012年04月23日
ISBN
9784063870978
判型
B6
価格
定価:597円(本体543円)
ページ数
208ページ
シリーズ
モーニング KC
電子版
発売日
2012年06月29日
JDCN
0638709700100011000M
初出
『モーニング』2011年51号~2012年10号
著者紹介
1972年広島県呉市生まれ。高校を卒業後、設計・製図会社に就職するが「漫画家になる」と社長に宣言し、1年で退職。96年(24歳)、従兄弟の田島隆氏の紹介により青木雄二氏に出会い、大阪を出ることを決意。半年間『ナニワ金融道』の作画を手伝う。98年(25歳)、処女作『五番街』で週刊ヤングマガジンのちばてつや賞ヤング部門入賞。99年5月、モーニングにて『カバチタレ!』の連載を開始。2001年8月よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。05年7月よりモーニングにて『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。大阪府大阪市在住。
原作: 田島 隆(タジマ タカシ)
1968年広島県呉市生まれ。高校を中退して以降、独立して生計を営み、トラック運転手、花屋、クリーニング屋、ビル清掃業、営業マン、新聞配達など約30種の職を経験した。20歳のとき法律家を志し、司法書士補助者を経て、1991年、海事代理士試験に合格。呉市に田島海事法務事務所を開業、現在まで海事代理士・行政書士として法律実務に携わる。1999年よりモーニングにて『カバチタレ!』の連載を、2001年よりイブニングにて『極悪がんぼ』の連載を開始。2005年7月より『特上カバチ!!』の連載を開始し、現在にいたる。広島県在住。