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ツレビト(2)
ツレビト
- 著: 吉富 昭仁

“連人=ツレビト”それは天使も死に神も存在しない、生と死がわずかに交差する“間(はざま)”の世界で彷 徨う魂を“死”の世界へ通じる門へ連れて行く「導き手」。想いを残したまま“死”の門をくぐれなかった魂が “間”の世界に留まり続けるための方法、それが“連人”。だが一定期間以内に誰かを“門”まで送り続けなければ、心を無くしただ漂うだけの存在“バケビト”に成り果ててしまう。交通事故で命を落とした少女・摩子は恋 人になったばかりの幼馴染みの隼人のそばにいたいという想いから“連人”となるが‥‥。
そしておんなのこは「ツレビト」になりました。だれもしらないとおいくにで。死を受け入れ、死の導き手「連人(ツレビト)」となる道を選んだ少女――摩子。しかし生に執着すればするほどに彼女の体は“死の色(くろ)”に染まっていく。さまよう魂に救いはあるか?
Ⓒ吉富昭仁
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書誌情報
紙版
発売日
2007年12月21日
ISBN
9784063493238
判型
B6
価格
定価:607円(本体552円)
ページ数
180ページ
シリーズ
マガジンZKC
電子版
発売日
2023年02月09日
JDCN
06A0000000000609429Y
初出
『マガジンZ』2007年7月号~12月号
著者紹介
高校時代、ライトノベルの挿絵で画業をスタート。『EAT-MAN』『ローンナイト』『RAY』『BLUE DROP』『地球の放課後』『スクール人魚』『バランスポリシー』『リリィシステム』など代表作多数。近著には『杉並区立魔法女学園 平和維持部』『今日から未来』『24区の花子さん』などがある。SFからエロティシズムまで幅広い作風で知られる実力派作家。