
マイページに作品情報をお届け!
ヘルプマン!(19)
ヘルプマン
- 著: くさか 里樹

超高齢社会に突入する日本にとって、他人事にはできない問題をリアルに描く
「成年後見制度編」第二弾。2000年、「介護保険制度」と同時期に産声を上げ
たもう一つの制度。「成年後見制度」は、その人らしい尊厳をどこまで守るこ
とができるのか?近隣に住む独居高齢者が突然認知症になった時、家族は、
隣人は、そして高齢者本人はどうする?一人の独居高齢者・犬塚時枝を通じ
て、認知症になった親の心情看護を家族はどうするか?地域はどう関わるべ
きか?「後見人」の在り方は?そう遠くはない日本の未来がここにある!
認知症になった独居高齢者・犬塚時枝は、向かいに住む吉崎良樹や近隣に迷惑をかけていた。通報を受けた娘・米倉則子は、母の世話と共に財産管理をする事に。しかし母の多額の財産に目が眩み、預金を使い始めた。一方、 介護士・恩田百太郎は、急速に悪化する時枝の症状を緩和するため、地域で独居継続を支援する仕組みを則子や吉崎に提案。しかし百太郎の全力の行為は一蹴され、時枝は尊厳を奪われ悪化して行く。
Ⓒくさか里樹
オンライン書店で購入する
目次
寥々
預金
滅失
善用
疎薄
一親等
候補者
厄介者
書誌情報
紙版
発売日
2011年11月22日
ISBN
9784063523874
判型
B6
価格
定価:611円(本体555円)
ページ数
192ページ
シリーズ
イブニングKC
電子版
発売日
2012年11月29日
JDCN
0635238700100011000G
初出
『イブニング』2011年12号~17号、19号、20号
著者紹介
本名:佐藤広子、生年月日:1958年6月9日。高知県高岡郡日高村出身。高知県立高知追手前高等学校卒業。高知市内の授産施設に勤務した後、1980年別冊少女コミック(小学館)にて、『ひとつちがいのさしすせそ』でデビュー。現在イブニングで『ヘルプマン!』連載中。