
マイページに作品情報をお届け!
あとかたの街(1)
アトカタノマチ
- 著: おざわ ゆき

太平洋戦争末期の昭和19年、名古屋。優しい父と強い母、そして四姉妹の女系家族。木村家次女・あいは、国民学校高等科1年生。
青春真っ只中にいるあいの関心は、かっこいい車掌さんに出会ったことや、今日の献立のこと。自分が戦争に参加しているなんて気持ちは、これっぽっちもなかった――。
しかし、米軍にとって名古屋は、東京や大阪と並んで重要攻撃目標だった。
少女・あいにとって、戦争とは、空襲とは、空から降り注いだ焼夷弾の雨とは、一体何だったのだろうか。
太平洋戦争末期の昭和19年、名古屋。木村家次女・あいは、国民学校高等科1年生。青春真っ只中にいるあいの関心は、かっこいい車掌さんに出会ったことや、今日の献立のこと。自分が戦争に参加しているなんて気持ちは、これっぽっちもなかった――。しかし、米軍にとって名古屋は、東京や大阪と並んで重要攻撃目標だった。少女・あいにとって、戦争とは、空襲とは、空から降り注いだ焼夷弾の雨とは、一体何だったのだろうか。
ⒸYuki Ozawa
オンライン書店で購入する
目次
一番鶏
少国民
戦争ごっこと男の子
あいの針仕事
勤労乙女
飛来
名古屋生まれ
書誌情報
紙版
発売日
2014年06月13日
ISBN
9784063769999
判型
B6
価格
定価:748円(本体680円)
ページ数
176ページ
シリーズ
KCデラックス
電子版
発売日
2014年07月25日
JDCN
0637699900100011000Q
初出
『BE・LOVE』2014年第2~6号、第8号