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茶道の哲学
サドウノテツガク

茶道は今日、日本のみならず世界的に強い関心を持たれ茶道人口も急速に増加しているが、茶道の本旨を理解している人は少ない。本書は、みずから茶道を行じ茶道の玄旨たる禅を究めた著書が茶道文化の本質について透徹した思索を深め、かつ茶道の将来についての創造的な意見を熱意をもって語った、茶道史上、特筆すべき名著である。現に茶道を行じている人は勿論のこと、茶道および日本文化に関心を有する人々の必読の書といえよう。
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目次
1 茶道論
1.日本の文化的使命と茶道
2.茶道における人間形成
3.茶道文化の性格
2 茶道箴(しん)
1.露地草庵
2.茶道の玄旨
3.和敬静寂
4.芳躅(ほうしょく)
5.流儀
6.好み
7.侘数奇(わびすき)
8.心悟(しんご)
9.一期一会
10.事理――心の一つがね――
11.道
12.打擲(たてき)
13.白露地
14.茶の十徳――新十徳の構想――
15.喫茶去(きっさこ)
書誌情報
紙版
発売日
1987年12月04日
ISBN
9784061588134
判型
A6
価格
定価:1,078円(本体980円)
通巻番号
813
ページ数
278ページ
シリーズ
講談社学術文庫
著者紹介
著: 久松 真一