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別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判
ベツカイカラキタオンナ
- 著: 佐野 眞一
「これは、私の書いた『東電OL殺人事件』を超える事件だ」――著者。殺人3件・未遂多数。北海道・別海町の名家に育った女が、男たちを次々と毒牙にかける――女と男の闇を射る佐野ノンフィクションの真骨頂! あなたも、木嶋佳苗の魔力から逃れられなくなる。昂奮のサスペンス・ノンフィクション。戦後犯罪史上ナンバーワン「首都圏連続不審死事件」の全てを描いた力作!
●昂奮のサスペンス・ノンフィクション
・木嶋の祖父の遺言になった「決定的証言」
・事件後に生き残った男の恐るべき現在
・木嶋の「本命恋人」が私に見せた素顔
・百日裁判「新聞が報じられなかったこと」
・徹底取材 木嶋家四代に遡るロードムービー
●私たちはこの事件からなぜ目が離せないのか。それはおそらく、この事件に関心をもつすべての人が、木嶋佳苗に、そして木嶋佳苗にだまされた人に、いくらかずつ似ている自分に無意識のうちに気がついているからである。――本文より
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目次
第一部 別海から来た女
第二部 百日裁判
書誌情報
紙版
発売日
2012年05月25日
ISBN
9784062177641
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
290ページ
初出
2010年6月発行の『G2』vol.4に発表した『別海から来た女 ルポ・首都圏連続不審死事件』と、2012年5月発行の『G2』vol.10に発表した『「木嶋佳苗裁判」全公判傍聴記』をもとに、判決後の取材を追加して大幅に加筆したもの。
著者紹介
さの・しんいち 1947年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。編集者、業界紙勤務を経てノンフィクション作家となる。 1997年、民俗学者宮本常一と渋沢敬三の生涯を描いた『旅する巨人』(文藝春秋)で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦 乱心の曠野』(新潮社)で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞。 著書に『性の王国』『遠い「山びこ」 無着成恭と教え子たちの四十年』『巨怪伝 正力松太郎と影武者たちの一世紀』『カリスマ 中内功とダイエーの「戦後」』『東電OL殺人事件』『だれが「本」を殺すのか』『てっぺん野郎 本人も知らなかった石原慎太郎』『小泉純一郎 血脈の王朝』『阿片王 満州の夜と霧』『津波と原発』『怪優伝』『あんぽん 孫正義伝』ほか多数。
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