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ジャニーズと日本
ジャニーズトニホン
- 著: 矢野 利裕

ジャニーズ事務所が創始されたのは一九六二年。すでに五〇年以上の年月が経っている。ジャニーズは、その長い歴史のなかで、多くの魅力的な男性アイドルを輩出してきた。戦後日本の芸能史を通じて、つねにアイドル事務所のトップとして君臨しているのがジャニーズに他ならない。なぜこれほどまでに、ジャニーズに日本人は心をつかまれてしまっているのだろうか。新たな切り口で読み解く戦後アイドル論。
ジャニーズとは何なのか?
どうして日本人はこれほどまで、ジャニーズタレントに魅せられてきたのか?
ジャニ―喜多川氏が日本で芸能を志したのは、終戦後すぐ。
「ジャニ―喜多川」とは、芸名ではなく本名であり、彼は正真正銘のアメリカ人。時代をつかむタレントを数々生み出してきました。
ですが、アイドル冬の時代が90年代初頭に訪れます。そこで、新たな装いでこれまでのアイドル性を打破してできてたのが、SMAP。
本書は、ジャニーズがどんな音楽を生み出し、人気を博していったのかを時代ごとに丹念に追い、戦後の大衆文化史を読みなおします。
ここで詳しくは語れませんが、SMAPは解散してもしなくても、SMAPであり続けてほしい。そんな願いが込められた一冊です。
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目次
はじめに
第一章 ジャニーズとは何か
第二章 ジャニーズ結成
第三章 郷ひろみからディスコへ
第四章 それぞれのアメリカ
第五章 80年代とジャパニスム
第六章 SMAPが開拓した道
第七章 ジャニーズがもたらすもの
おわりに
書誌情報
紙版
発売日
2016年12月14日
ISBN
9784062884020
判型
新書
価格
定価:836円(本体760円)
通巻番号
2402
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2016年12月14日
JDCN
0628840200100011000A
著者紹介
批評家、ライター、DJ。昭和58年、東京都生まれ。東京学芸大学大学院修士課程修了。著書に『SMAPは終わらない』(垣内出版)、共著に大谷能生・速水健朗・矢野利裕『ジャニ研!』(原書房)、宇佐美毅・千田洋幸編『村上春樹と一九九〇年代』(おうふう)など。